ヒューマンインターフェイスには金をかけろ

DMC-G1 + P.ANGENIEUX F.25 1:1.4
DMC-G1 + P.ANGENIEUX F.25 1:1.4

※写真と内容が関係なさ過ぎてすいません

パソコンを購入する際に最も重視する点。それはCPUの速度であったり、画面の大きさであったり、持ち運びやすさであったりと、それはもう個人のこだわりの部分によってベストな商品というのは異なってくるわけであって、だからこそ、これだけたくさんのパソコンが家電量販店には溢れているわけです。

私も以前はパソコンのスペックに対してのこだわりの部分が大きく、費用対効果を考えると当然にデスクトップパソコンになるわけですし、しかも自作になるわけでひっきりなしにパーツの交換をしていたものです。

しかし、Pentium4あたりを過ぎた頃からでしょうか、現行OSが要求するスペックをハードウェアが追い抜き始め、基本的な使い方をするのであれば、パーツの交換を行わなくても十分使用に耐えうる状況となったのを境に、パソコンのスペックに対しての飽くなき欲求というのは段々と小さいものになってしまいました。

そしてそのかわりにお金をかけるようになったもの。それは、キーボードやマウスといった最もコストを抑えていたもの。

昔は、そんなものにかける金があれば、間違いなくパソコンのメイン部分に対して投資していたでしょうが、投資する先がなくなってからというもの、マウスから、そしてキーボード、果てはマウスパッドといったものまで自分の感触に最もしっくり来るものを探していきました。

そもそも、なぜそんなことになったかといえば、一番初めの自作機と一緒に買ったキーボード、あの感触が忘れられなかったというのがきっかけだったかもしれません。
昔は全く興味はなかったのですが、手放したあとに色々と調べていくうちにどうやらそれは、ミネビア製であることがわかり、手放したことを非常に後悔したという苦い経験をしたというシロモノです。

それ以来、いろんなものを買っては手放しを繰り返し、キーボードに関しては、一時期マイクロソフトのエルゴノミクスキーボードで落ち着いていたのですが、場所がかさばることに加え、ワイヤレスの感度が悪いという致命的な欠陥を許容することができず、2.4GHz帯のマイクロソフトのキーボードを買ってみたもののキータッチが好きになれず、数カ月で諦め、結局優先が一番だということで、サンワサプライのメカニカルキーボードを買ってみたもののスイッチが硬すぎて自分の押す力とマッチせず、結局、友人から借りた東プレを使ってみたら、やはりこれが最高ということで、現在も使わせてもらってます。

マウスに関しても似たようなもので、一番初めは当然3点セットで1000円くらいのボールマウスを使っていましたが、その後インテリマウス(ホイールなし)⇒インテリマウス(ホイール付き・光学式)⇒Wireless Desktop 3000とずっとマイクロソフト信者ですが、その後Logicool MX620を使ってからは、考えがわかり、果てにはKensingtonのSlimBlade Trackballにまで行き着いてしまいました。

それから、マウスを使う人にとって、マウスパッドは非常に重要です。私は、すべての人に本当に素晴らしいマウスパッドを使って欲しいと常々思っていて、よくカーソルがずれるとか飛ぶとか言っている人には、是非ともAirPad Proというマウスパッドを試してもらいたい。
・・・値段は高いけど・・・。

このマウスパッドを使ってから、カーソル外れないし、マウスはエアホッケーみたいに滑るし、イライラしたことが全くない。

パソコンを使っていく上で、いらいらしないというのは非常に重要なファクターではないだろうか?

当然、余裕があったらディスプレイにもIPSパネルを使った液晶を買って欲しいところであるが、若干高いものなので、ここは最後の締めにして欲しいと思う。

ユーザーインターフェイスに金を賭けるということは、自分自身がイライラしなくなるだけではなく、体が疲れにくいということで、しいては自分の健康管理にもなるということだ。よくキーボードに2万の出せるかという話を言われるが、安いものを使っていて、腱鞘炎になって病院に通うよりかはよほど安上がりではないかと自分は思っているのだが、どうだろうか?

結論「人が触れる部分(ヒューマンインターフェイス)には金をかけろ」

おすすめの逸品たち
  

ケンコーがCマウントのデジカメを発売するようです

スタンバイ
DMC-G1 + P.ANGENIEUX F.25 1:0.95 TYPE M1

ちょっとネタが古いですが、ブログを移設した第一弾には絶対にこの記事を書こうと思ってました。

2010/9/24にケンコーから驚きの発表がされました。

http://dc.watch.impress.co.jp/docs/news/20100925_396108.html

ケンコー、Cマウントデジカメを発売する!

Cマウントとは、防犯カメラなどで使われている規格で、もともとは、映画撮影用の16mmフィルムカメラのレンズ用の規格で、当時はシネレンズと読んでいたようです。
もちろん、ネジに互換性があるので、今のCマウントのカメラにシネレンズもはまりますが、防犯カメラにもともと映画を撮っていたようなレンズをつける意味がないので、現在は、ほとんどの人がソニーのNEXシリーズかオリンパスとパナソニックのマイクロフォーサーズで使用していることが多いです。

いよいよCマウントもメジャーになったのでしょうか。とびっくりしましたが、
ケンコーがこのカメラを発売したときに一番初めに思い出したのが、

自分が改造した例のデジカメ

これを思い出したと言う話。

一番初めに自分が、Cマウントの沼にはまった原因となった。例のカメラDSC50Nです。

それに比べたら、ボディがマグネシウム製と高級感がある感じですが、、、背面のボタンがまったく変わってない・・・そこはもうちょっとがんばろうよと突っ込みたくなります。

中途半端な高級感を出すなら、安く仕上げてほしかったのが正直なところ。

色々と気になる部分はたくさんありますが、やはり

  • 撮像素子のサイズは?
  • シャッター機構があるのか?
  • 無限遠はどうするのか?

の3点が気になるところです。

センサーサイズは、まさかAPS-Cを乗せてくるなんてことはありえないわけですから、きっとコンデジの流用となるでしょう。記事内に標準レンズが6mm F1.4と書いてあったので、確実にコンデジサイズの撮像素子ですね。そうなると、シネレンズの標準レンズ25mmは相当な望遠レンズになってしまいます。
結局のところは、現代のCマウントレンズを基本的に対象とするということでしょうね。

シャッター機構についても、おそらく搭載するには技術面・価格面で厳しいところでしょうから、おそらくないと思いますので、例のごとく蒟蒻のような画像が撮れるかと。

それからもっとも問題なのは、Cマウントレンズによって、レンズの無限遠の位置が異なるという部分です。

あと、Cマウントとありますが、個人的にはさらにフランジバックが短いCSマウントのほうが、Dマウントレンズが利用できたり、CSマウントレンズが使えたりとポイント高いのではないかと思いました。シャッターがもしあるなら機構的に厳しいのでしょうけど。

これで3万と言うのは、トイカメラとしては高いですし、マニア向けと言うとちょっと物足りない感じがするので、非常に微妙な立ち位置になるかと思います。しかしこういった面白いものは、見ているほうとしては楽しいので、積極的な姿勢を見せてくれるKenkoには非常に好感が持てます。

そのうち、このカメラに八雲のレンズをつけて、写真を撮るようなカメラ女子が出てくるのでしょうか。興味深々です。

   

マイクロフォーサーズ夜想曲を奏でる

写真
DMC-G1 + P.ANGENIUEX 25mm F1.4

2010年8月26日に驚きの発表がされました。

コシナ、マイクロフォーサーズ用大口径レンズ「NOKTON 25mm F0.95」
http://dc.watch.impress.co.jp/docs/news/20100826_388358.html?ref=rss

最近、もうほとんどシネレンズでしか写真を撮っていませんが、常々シネレンズもう少しイメージサークルが大きければ完璧なんだけどなぁと思っていました。

素人なので、レンズ光学とかはまったく分からないので、硝材のサイズをもう少し大きくすればイメージサークルが大きくなるのではないのか??と単純に妄想していました。
たとえば、アンジェニューの25mm f0.95のレンズサイズが後もう少し大きければ、3:2でも、16:9でも完全にカバーできるようになるでしょうし、大きいほうが、ピントリングも回しやすいだろうしと色々夢を見ていたわけですが、その夢をいきなり不意打ちの形でコシナがフォクトレンダーブランドで実現してくれました。

しかも、マイクロフォーサーズ陣営への賛同。これはかなりのビックニュースです。

ハイスピードレンズ(大口径レンズ)と言えば、その昔の大口径時代であればCANONのレンジファインダー用50mm F0.95とライカのノクチルックス50mm F1.0が有名どころだ。現在の標準画角であれば、言わずもがなライカのノクチルックスがキングオブスピードレンズであるわけで、それに匹敵するようなレンズを作ろうなどという、チャレンジャーなメーカーはもう世の中にはいないだろうなと思っていたところでこのニュース。

以前、NOKTORと言うレンズを紹介したが、そのときも衝撃を受けましたが、あくまでシネレンズをマウント改造してつけれる様にしたものというイメージは払拭できなかったし、嗚呼NavitarのOEMかぁと言う印象でしたが、今回は、完全にオリジナル設計。しかも、金属製で、ピントリングも回しやすそうだ。

完全にNEXの人気に押されているような最近の状況を打破するには十分すぎる。発表でした。これは、マイクロフォーサーズが来ると感じました。

たまたま、新宿にいるときにこのニュースを見て、ヨドバシカメラに行ってみたところ、79800円で予約を受け付けていました。ポイント還元したら実質7万くらいでF1.0を越えるレンズが手に入るのだから、少し迷った挙句レンズ描写も見ずに予約してしまいました。Nokton 50mm F1.4 SLIIがかなり気に入っており、フォクトレンダーブランドを信じて見ようかと。

店員の話を聞いたら、もうすでに数人予約が入っていると言うこと。発表からわずか数時間でこの状況。たまたま当日に予約できた自分は幸せだったのかもしれません。しばらくは品切れが続きそうな予感です。

  

とろけそうな日に

写真展にて
DMC-G1 + P.ANGENIEUX F.25 1:0.95 TYPE M1

ここ数日ものすごく暑くて、夜中に汗だくで目が覚めます。
熱中症で死ぬ人の半分くらいは、夜中に死ぬそうで、、、気をつけなければ。

今日も昨日に引き続きとろけそうな感じの天気でしたが、友人の写真展に行ってきました。

今まで幾度もなく車で通っていた道。普段素通りしていた場所にあった素敵な雑貨屋。

女性はぜひ行ってみてください。

そして、雑貨屋の壁面には以前よりもより自分の世界を明確にした作品が。
以前よりもさらに落ち着いた感じがしたなぁ

久しぶりに会ったのでたくさん話しました。どうもありがとう。

まだ、やっているので、近場にお住まいの方はぜひ訪れてみてください。

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イシハラ マユミ 写真と言葉展

『 世 界 が 優 し く 見 え る と き 』
          
2010年8月13日(金)~ 22日(日) ※19日(木)は休み
open 11:00 ~ 18:00

うつわと雑貨のおみせ
k a n o n
   http://kanon-oto.ocnk.net/

甲府駅北口より徒歩10分
お店の専用駐車場は1台
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店の中で、1枚パシャリ。
とろけそうな日にとろけそうな写真。

ANGENIEUXのF0.95は開放で撮るとどこにピントが着ているのかがホントに分からないような写真になる。
これはこれで好きなんだけど、やっぱり1段くらいは絞ったほうがメリハリが付いていい気がします。

このレンズで撮った写真を初めてトリミングしてみましたが、スクエアフォーマットにすると周辺減光がまったく気にならないので、やはりE-PL1がほしいと思った夏の一日でした。

   

オールドレンズパラダイス

ヒマワリ
DMC-G1 + P.Angenieux 25mm F1.4

 今でこそ、完全なレンズグルメ人間と化していますが、ほんの数年前までは一端のニコン党で、ニッコールレンズをこよなく愛し、周辺減光なんてもってのほか、収差なんてありえないと言う人間でしたが、何をどう間違えたのか、今ではすっかりフランスのレンズの虜となり、たまにドイツ、もう少したまにスイスのレンズを使うと言う激変ぶりです。

確実に周りの人たちの影響ですが、やはりアンジェニューを使って人や風景を撮ったときのフレアがかって、奥行き感というか立体感のある感じは、現代のレンズには見られない描写で、自分はたまらなく好きです。

そんな自分が愛読していた、オールドレンズパラダイスと言う本があるのですが、こちらに続編が出たようです。

自分は早速注文してしまいました。何といっても今回のは、マイクロフォーサーズがメインのようですから、コレはチェックしないわけには行かないでしょう。

NEXの人気で、Cマウントの人気がかげってきたと言う話もあるようですが、私の中では一向にCマウントレンズの魅力は衰えません。むしろコレだけ小さなレンズで、コレだけの描写をするレンズに対して畏敬の念すら感じています。

それに少しくらいこなれた値段になったほうが、ほしい人が買えるようになるので、いい気がします。

(コンパクト+描写性能)=(マイクロフォーサーズ+Cマウント)の公式は、自分の中でAPS-Cサイズのミラーレスが出てきても未だ変わりません。贅沢を言うのであれば、もう少しオリンパスが価格と性能面でがんばってくれると良いのですが。