ちょっとネタが古いですが、ブログを移設した第一弾には絶対にこの記事を書こうと思ってました。
2010/9/24にケンコーから驚きの発表がされました。
http://dc.watch.impress.co.jp/docs/news/20100925_396108.html
ケンコー、Cマウントデジカメを発売する!
Cマウントとは、防犯カメラなどで使われている規格で、もともとは、映画撮影用の16mmフィルムカメラのレンズ用の規格で、当時はシネレンズと読んでいたようです。
もちろん、ネジに互換性があるので、今のCマウントのカメラにシネレンズもはまりますが、防犯カメラにもともと映画を撮っていたようなレンズをつける意味がないので、現在は、ほとんどの人がソニーのNEXシリーズかオリンパスとパナソニックのマイクロフォーサーズで使用していることが多いです。
いよいよCマウントもメジャーになったのでしょうか。とびっくりしましたが、
ケンコーがこのカメラを発売したときに一番初めに思い出したのが、
これを思い出したと言う話。
一番初めに自分が、Cマウントの沼にはまった原因となった。例のカメラDSC50Nです。
それに比べたら、ボディがマグネシウム製と高級感がある感じですが、、、背面のボタンがまったく変わってない・・・そこはもうちょっとがんばろうよと突っ込みたくなります。
中途半端な高級感を出すなら、安く仕上げてほしかったのが正直なところ。
色々と気になる部分はたくさんありますが、やはり
- 撮像素子のサイズは?
- シャッター機構があるのか?
- 無限遠はどうするのか?
の3点が気になるところです。
センサーサイズは、まさかAPS-Cを乗せてくるなんてことはありえないわけですから、きっとコンデジの流用となるでしょう。記事内に標準レンズが6mm F1.4と書いてあったので、確実にコンデジサイズの撮像素子ですね。そうなると、シネレンズの標準レンズ25mmは相当な望遠レンズになってしまいます。
結局のところは、現代のCマウントレンズを基本的に対象とするということでしょうね。
シャッター機構についても、おそらく搭載するには技術面・価格面で厳しいところでしょうから、おそらくないと思いますので、例のごとく蒟蒻のような画像が撮れるかと。
それからもっとも問題なのは、Cマウントレンズによって、レンズの無限遠の位置が異なるという部分です。
あと、Cマウントとありますが、個人的にはさらにフランジバックが短いCSマウントのほうが、Dマウントレンズが利用できたり、CSマウントレンズが使えたりとポイント高いのではないかと思いました。シャッターがもしあるなら機構的に厳しいのでしょうけど。
これで3万と言うのは、トイカメラとしては高いですし、マニア向けと言うとちょっと物足りない感じがするので、非常に微妙な立ち位置になるかと思います。しかしこういった面白いものは、見ているほうとしては楽しいので、積極的な姿勢を見せてくれるKenkoには非常に好感が持てます。
そのうち、このカメラに八雲のレンズをつけて、写真を撮るようなカメラ女子が出てくるのでしょうか。興味深々です。
ケンコーとトキナー合併し、
Cマウントデジカメラの開発断念
を表明されました。(経済新聞)
>Marantzさん
コメントありがとうございます。PentaxQが発表された今では、Cマウントデジカメの存在意義が怪しい状態ですね。Qマウントはフランジバックの関係で、Dマウントレンズも使えるようで、期待できそうです。