GPS BoTを買った話 その3

前回の記事では、独自で提供しているみまもりサービスを選ぶことにしたところまで書いたので、その中からGPS BoTを選んだ理由について書きます。

どれも位置情報を記録したり、確認したり、通知したりするといったことができるのは、基本的に同じだが、若干の違いがあるため比較表としてまとめてみた。

サービス名GPS BoTFamilyDotみもり
初期費用(税込)5636円14880円7980円
月額費用(税込)528円0円748円
端末保証期間1年2年1年
2年間ランニング18308円14880円25932円
測位形式GPS/WiFi/3GGPS/WiFi/3GGPS/WiFi
通信エリアFOMA/FOMAプラス FOMA/FOMAプラス FOMA/FOMAプラス
ログ保存期間7日1日3か月
エリア通知機能 ※1ありありあり
複数人での情報共有
防水防塵IP65準拠生活防水
バッテリ優先稼働3~7日10時間~7日
頻度優先稼働1~4日~3日
充電ケーブルMicroUSB typeB MicroUSB typeB MicroUSB typeB

※1 いつも行く場所を事前に登録しておくことで、そのエリアに入った時と出た時に保護者の端末へプッシュ通知する機能。

上記以外に、それぞれの独自機能として以下のようなものがある

GPS BoT

  • 人工知能機能で、普段行く場所を学習。普段行かない場所へ行ったときに保護者へのプッシュ通知機能

みもり

  • 音声警告機能(保護者が設定したエリアや地域の人が投稿した危険エリアに侵入したときに保護者への通知および端末での音声警告を行う機能)
  • 活動範囲指定機能(活動範囲を設定でき、範囲外に出ると保護者への通知と端末側での音声警告を行う機能)
  • 端末側からの通知機能(通知ボタンを押すことで保護者に対して通知が行える)
  • 迷子防止機能(子供との距離を測定し10m以上離れたときに保護者への通知)

FamilyDot

  • 乗り物通知機能(乗り物で移動していることを検知したときに通知)
  • 一時エリア指定(一時的なエリア設定をしておき、そこから出ると通知する)

このように比較すると、みもりは、マチコミという連絡網サービスを15年提供しているだけあって、そちらで提供している不審者情報との連携など、付加機能が豊富だ。月額費用が少し高めだが、万人にお勧めできるようになっていると感じた。若干気になったのは、地域の情報に関しては、確実に地域格差があるだろうなという点。この辺りの情報はネットをいくら調べても住んでいる場所によって違ってきてしまうものになるため、実際に使ってみないことには…という話になるので、どの程度の情報がわかるのかがサイト上で見れると良いのにと感じている。

通信機器は、端末の費用がいくら安くても、通信費が高いと意味がないため、トータルのランニングで考えることが重要だ。一般的に携帯端末は2年で買い替えることが多いため(最近ではそうでもないようだが)、2年間でのランニング費用も載せてみた。結論としてはFamilyDotが一番安い。また、サイトを確認すればわかると思うが、2年目以降についても年額5000円でサービスの継続が行えるため、2年目以降の利用を考慮してもコストが最も安い。

子供の安心・安全に関してはどこまでお金を出せるのかという話もあるが、ケチって心配な気持ちになるくらいなら、高い方を買っておいた方が精神面においても安心できるとは思うので、当初はみもりを第一候補として考えていて、ネット上の評判を見ていてもあまり良くないといった評価が少ないように感じたが、月額750円は、MVNOのデータSIMが不通に契約できてしまう金額なのと、さすがに危険エリアの音声での通知までは要らないかなと思いこちらの機器は選択しなかった。

そうすると、GPS BoTかFamilyDotどちらかという話になってくるのだが、結果的にはGPS BoTを購入した。
確かに金額面ではFamilyDotが最も有利ではあるのだが、比較してみると、稼働時間が短かったり、ログの保存期間が短かったりと普段の利用上支障が出そうな部分が目立つ。
また、ネット上の評価では、GPS精度があまり良くないといった記述があり、その点も購入を見送ったポイントだ。どの位の精度なのかは実際に使って比較してみないことには、何とも言えない部分ではあるが、普通の人は2つを実際に使用して比較するといったことはしないので、使用者の体感なのかもしれないが、位置情報を知るための機器なのに制度が不十分という話だと言う話が出てしまうような機器では購入する意味がないと考えたからだ。

色々なサービスを検討したが、この手のサービスは色々なサービスがあり、紹介しているサイトもあるが日進月歩のサービスであるため、どのサービスがいいかということは逐次変わりますし、使い方によってベストなものは変わってくるため、自分の使い方にあっているかは検討する必要のある商品ですが、

  • バッテリーの持ち
  • 精度
  • ランニング費用

この辺りをもとに自分に合ったサービスを絞っていくといいかもしれない。

次は実際にGPS BoTを使ってみた使い勝手について書きたいと思う。

GPS BoTを買った話 その2

前回の記事では自分の欲しい機能をまとめた話を書いた。そのうえで、どのようなサービスを選ぶべきかを言った根本的な話になってくると思うのだが、一般的に提供されているサービスを分類すると大きく3つに分けられる。

  1. 大手キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク)のみまもり系の携帯電話
  2. iPhoneのiPhoneを探すやAndroidのファミリーリンクで探す
  3. 独自で提供している位置情報サービス

1は結論から言うと断念した。ほとんどの人がまずは絶対最初に検討するものだろうが、我が家は既に、大手キャリアを家族で脱出済みで、Y!mobileを利用している。
改めてキャリアへの出戻りも含めて検討したのだが、

  • そのキャリアを親が使っていることが前提(費用面でも契約面でも)
  • 基本料金に加えてみまもり系のサービス利用のお金がかかる
  • 複数人の保護者で子供の位置を共有することができない
  • 毎回位置を調べるのにお金がかかる(ドコモの場合)
  • そもそも家族全体としての通信費用が高くなる

といったマイナスポイントが非常に多かったためだ。唯一これは!と思えたサービスは、UQモバイルの家族みまもりパック。

これは、UQでのスマホ利用が前提となってはいるが、通常の通信費に加えて、月額380円のオプションサービスを追加することで、子供の位置情報を確認するサービスと子供のスマホのアクティビティをみまもるサービスが提供されている。

学割使ったとしても月額1500円くらいの費用は掛かってしまい、そこにオプション料金が入ってくるため、今回はスマホの利用はさせたくないので見送ったが、子供にスマホを利用させようと思った際には、家族全員でUQmobileに移動を検討してもいいなと思えるサービスであった。

次に2は、家に余っているスマホに子供のアカウントを作成し、格安SIMを突っ込めは出来上がるが、できればスマホを持たせたくないというのと自宅や学校といった特定の場所に到着した際や出発した際に通知する機能が無いため、こちらについても見送った。

とすると残りは3になるのだが、意外とサービスが多く、絞り込むこと自体に苦労した。登山用のトラッキング用途のものは値段も高くリアルタイムでの位置情報が知りたいというよりもどちらかというとロガーとしての役割を持っているものが多いため、今回の要望には合わず。また業務用のものもあったが、機械の値段も高く、機能がないものが多いため、早々に見切りをつけた。Webで調べていると以前auであんしんGPSというサービスを提供しており、それが自分の希望している機能だったのになぁとちょっと残念な気持ちになったが、ないものは仕方がないので、結局、検索で割と上位に出てきて、値段も妥当な範囲で探し、以下の3つに絞り込んだ。

  • GPS BoT
  • FamilyDot
  • みもり

外せない機能としては以下の3つなので、それらを抑えている製品をチョイスした。

  1. 複数の保護者で位置情報を共有できるということ
  2. 移動経路のログが残せること
  3. 特定の場所への到着・出発の通知が来ること

これ以外に、ALSOKが提供している、まもるっくと言うサービスもあったが、初期費4500円、端末料金21500円、月額1100円は金額が高いのと、経路情報が残せないことから選択肢から除いた。
ボタン長押しで駆け付け対応サービスがついていて魅力的なのだが、逆に子供がふざけて呼びそうで怖い。
むしろ自分が子供だったら絶対に1回は押すと思う。押しちゃダメって言われたら押したくなるのが子供心。

とか書いていて昔、黒電話から119番に電話したことを思い出した。埼玉に住んでいた時だから、恐らく幼稚園の年少か小学校1年生の時。40過ぎた今でも覚えているんだから、当時の自分にとっては、かなり衝撃的なことだったんだろうなぁ。たしかこの電話番号に電話かけるとゲームの裏ワザが聞けるみたいな感じで掛けた気がする。

そういえば昔は、そんな感じで色々電話で情報を聞ける電話サービスなんてあったなぁ。テレビでやっていた料理番組のレシピとかFAXで受け取れるとかそんなのもあった気が。

話が逸れた。
このサービスは、子供向けというよりも老人向けにも感じたが、老人向けで一番需要がありそうなのは、徘徊対応だと思う。でもこういう端末だと持って出かけるってことしないと思うんだよね多分。だから、靴に仕込めるタイプとか腕時計型とかそういうののほうがいいと思うんだよね。

自分ではそれ以外であまりいいものが見つけられなかったが、もしこれ以外にも子供や老人の位置情報サービスでよいものがあったら教えてもらいたい。

最終的にGPS BoTを選んだ理由については、次回記事に記載します。

GPS BoTを買った話 その1

この記事は、小学生のお子さんの電話や位置情報サービスを検討している人のうち

  • 大手キャリア(docomo/au/softbank)の回線を使っていない
  • 月額ランニング費用を抑えたい
  • 子供にスマホを持たせるのはまだ早いと思っている

と言った方に刺さる記事だと思っている。

GPS BoTという位置情報サービスの製品を買って、しばらく使用してみたので、そのサービスを選択した理由をレビューしてみようと思う。

結論から言うと、月額528円で、ある程度の精度で位置情報を得ることができ、バッテリについては3日間ほど持ち、複数の家族から確認がいくらでもできるのでかなり満足している。実際に運用してみてからはまた変わってくるのかもしれないので、その時はまた記事を修正したいと思う。

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2020年3月に新機種が出るようです。
ちょっと早まったかなと思いましたが、使い勝手を見てからでないと実際に使えないので、まぁ良かったということにしておきます(汗
多分、先に情報知っていたら、3月まで待っていたかもしれないけど・・・。
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今回、購入するに至ったのは、子供が小学校に上がったら電話やみまもり系のサービスについて検討しなければいけないなとうっすらでは自分も考えてはいたのだが、学校でICタグを使ったサービスを導入するということで説明があり、それが自分のニーズに合っているかと考えたときに若干足りてないと感じたので、別のサービスを真面目に考えることになったのがきっかけ。

学校が用意してくれるものは、初期費用3000円くらいで、月額450円くらい。
ICタグを使ったもので機能としては、登校したタイミングと下校したタイミングに指定したメールアドレスにメールを送ってくれるものだ。
機能としては最低限の機能は備えているし、これだけでも十分といえば十分かもしれない。たいていの親御さんはこれで満足するだろうし、複雑な機能を覚える必要もないため、ニーズもあるだろう。
ただ、うちの場合は、登校班がなく帰りに一人で徒歩で帰ってくるため、途中でどこにいるのかが知りたいため、これだけでは不安だった。なので、まずは自分たちが考えていた実現したいことをまとめて優先順位をつけて見ることにした。

まとめてみると大体以下のような感じ。

  1. 通学路の途中でどこにいるのかが知りたい
  2. どのような経路を通ったのかが知りたい(ログが取れる)
  3. 費用は安く
  4. 2人以上の保護者で位置情報を共有できる
  5. 学校を出た、家に着いたがわかる
  6. スマホはできれば持たせたくない

低学年のうちは電話をかけることが必要になることはないだろうと判断して電話機能については考慮しないことにした。この辺りは、人によって優先順位が変わってくるかとは思いますが、共通的な比較対象として

  • バッテリーの持ち
  • 精度
  • ランニング費用

といった部分はあると思うので、そのあたりを含めて、他のサービスとの検討した内容については、次回記事に記載します。

毎年恒例のニコン・リコー福袋が2020年1月1日0:00から発売

ブログの更新をほとんどしていない割には、福袋情報だけは割と更新している。

毎年恒例の各社カメラメーカーの福袋情報がそろってきたので、まとめてみる。

ニコンダイレクト
今年は、実店舗の大量閉店と言う惨劇に見舞われ、ニコンやべーのか??と本気で心配しているのだが、それでも福袋は売るようだ。なんとか立て直して欲しいとユーザとしては切に願う。

今年も100万越えの福袋が出てきていおり、お祭り感はあるが、最近の福袋では、ボディについては分かっているので、面白みはあまりない。その分、リスクは少なく欲しいものを確実に欲しいという人にとってはいいタイミングではある。

150万の福袋についてはD5に大三元レンズ、85mm F1.4のレンズとSB-5000といった感じの組み合わせでしょうか。何も持ってない人にはお勧めの組み合わせだが、すでに持っている人にはレンズが被るので、ちょっとお勧めしずらいのと、そもそもセット数が少なすぎて、大体買えない見せ板のようなセット。

ちなみにもし買えるのであれば、楽天のニコンダイレクトで買い物すれば、楽天ポイントもつくのでお勧めだが、そっちの方がさらに競争倍率が高くて大体開幕売り切れ。

それと、結構大きいことなのだが、ニコンダイレクトで買い物をすると無償でで三年の保証が付いてくる。これは高額商品を買うユーザとしてはうれしい特典だ。更に追加で費用を出すことで落下や水没に対応した保証にはいることが出来るのも、安心を買いたいという人にとっては非常に嬉しい。

ただし個人的には、昔みたいに魅力的なセットがないので、ミドルもしくはエントリー機で何かしら欲しい機種があれば買うと良いと思っている。

なんで、そんなことを言うのかと言えば、商品のラインナップが若干在庫処分感が否めないと感じているからだ。折角Z 50を発売したり、Zシリーズが発売して一年ほど経ち、それなりにZシリーズが売れてきたのに、何故Zマウント機を盛り上げようと、福袋で投入してこないのかが疑問なのだ。

メーカーは「これからはZを~」みたいに言ってるが、いまだにFマウントのしがらみに捕らわれているようにも感じてFマウントユーザーは大事かもしれないけど、もう多分、ミラーレスにリソース集中しないとやばいよマジでと思っている。

ニコンユーザとしては純粋にシェアを増やして欲しいしがんばって欲しいと思っているので、割ときびし目の評価。

リコー

リコーの福袋については、645zから、ペンタックスQまで、各種実用重視のラインナップ。すでにシステムを持ってる人には、ボディだけのものは単純に嬉しい。

実際のところ自分は買わないのだが、Qマウントのレンズセットを思わず買ってしまうかもしれない。

これ以外にも、オンラインでの福袋だけではなく、毎年三日からのフジヤカメラの初売りも結構楽しみにはしている

そんなこんなで、今年もお世話になりました

今更ながらNikon Z 6を買った話

Z 6

先日、惜しまれながら、閉店となった御殿場のニコンアウトレットだが、個人的にも有終の美を飾るため(?)Z 6を買った。

もう、閉店間際というタイミングで店に行ったので、すでにアウトレット機は無く、新品のみが置いてあったのだが、Nikon Directの販売価格から15%オフになり、三菱地所カードを使って請求時に5%オフ、さらにキャッシュバックキャンペーンもやっていたため、19.25%オフ+キャッシュバックという大盤振る舞いだった。Zマウントのレンズは今の段階で欲しいものがなかったので、自分は、既存レンズを使うため、FTZとのセットのものを買った、実質22万円位だっただろうか。

実際、価格.comあたりで買ったほうが単純に金額面で考えると安いのだが、ニコンダイレクトで購入すると保証期間が3年間に延長されるので、その分を考えると少しくらい高くても元が取れると考えている。

フランジバックも16mmと非常に短く、マウント口径もデカいので、レンズ干渉は皆無。Nikon 1の時みたいなマニュアルモードでしか社外レンズでシャッター切れないという意地悪もなく、拡大ピント合わせもできるので、オールドレンズにも非常に相性が良い。デメリットとしては、XQDカードが高すぎる。ちょっと予備メディア買っておこうとは思えない金額なのが残念。まぁ、都度データを移動していれば、問題になることはないと思うので、良しとすることにしている。

これで、いよいよ現行レンズもオールドレンズもz 6だけを使えばよくなり、カメラシステムが非常にスマートになった。旅行に行くときの荷物が減りそうで嬉しい。でも、結局マイクロフォーサーズ機は持っていくので、2台にはなるのだが…。

と言うことで、早速、マウントアダプタも買い、これからは、z 6で生きていくことにしました。

結果、購入資金を補うため、Nikon D750とSonyα7はさよならすることにしました。今までありがとう。

これから、いろんなところに写真を撮りに行くのが楽しみです。