mac mini (Late 2009) 分解と改造その2メモリ増設

前回の続きです。

無事に外装を外した我が家のmac mini(Late 2009)MC238J/Aですが、メモリは当然のように2GB(SODIMM DDR3 SDRAM PC3-8500 1GB×2)しか搭載されていません。

昔とは比較にならないほど安くなったメモリ。コレを増設しない訳にはいきません。
なんといっても、4GBのモジュールで3000円切っている場所もあるような状況です。

しかしいくら安くなったと言っても、ことWindowsのマシンに関して言えば、32bitから移行していないので、その恩恵を受けることが出来ない。非常に残念です。

でもmacに関しては、OS側でのメモリの上限は無さそうです。ハード的な制限によってメモリの上限が決まっているようです。

と言うことで、ネットでの情報では刺さっているメモリはサムソンのものであると情報がありますが、相性が出ると嫌なので、注文する前に自分のマシンに実際に刺さっているモジュールを目視で確認するために、分解を進めました。

前回は、上蓋を外したところで終わっていたので、続いて、 “mac mini (Late 2009) 分解と改造その2メモリ増設” の続きを読む

mac mini (Late 2009) 分解と改造その1 ケースを外す

我が家にあるmac mini (late 2009) MC238J/Aですが、買ったものの、仕事ではwindowsを使っているので、どうも操作に違和感があって、結局はオブジェと化してしまっていました。

しかし、最近になって、写真のRAW現像をやりたいと思い、App StoreでApertureが安く買える事を知ったので、いよいよ本格的に使い始めようと思ったのですが、やはりメモリが2GBだと心もとないという事で、どうしようかと躊躇しておりましたが、保証期間を過ぎており、また、4GBのSO-DIMMが3000円弱で買えるということもあり、こんなに安いのであれば、コレはもう自分でやるしかないと、ネット上のある情報をもとにmac miniの開腹作業を思い立ちました。

mac miniは開けるとメーカーの保証が受けられなくなるという事らしいですが、メーカー保証が切れたPCなんてもし修理に出そうものなら、結局買うのとそんなに変わらないくらいの金額を請求されるので新しく買う事になります。ですのでメーカー保証が切れた時点でいろいろと試してみた方が延命も図れますし、楽しめますね。

ネットでいろいろと情報を集めていると開けるには特別な道具が必要という訳ではなく、 “mac mini (Late 2009) 分解と改造その1 ケースを外す” の続きを読む

付かぬなら付けてみせようペトリレンズ

GF1 with Petriレンズ
GF1 with Petriレンズ

DMC-G1 + Macro-Switer 1:1.4 f=36mm

ずいぶん前から、写真友達がペトリの描写が良いって言ってて、実際に使ってみたら結構いい感じなので、どうしてもデジタルでペトリレンズが使ってみたかった。

でも無いんですよね、アダプタが。需要が無いって言うかマイナーって言うか。

先日、東急セミナーBE参加した 写真家・フリーライターの澤村 徹さんが講師のセミナーでも、ペトリのマウントアダプタが無いって言う話があがっていました。
やはり、同じ趣味を持つ人たちと集まるのは、本当に楽しいですね。次回も楽しみです。
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Kern MACRO-SWITAR 1:1.4 36mm H8RX

手元にあるレンズの紹介です。

Kern MACRO-SWITAR 36mm F1.4 H8RX
Kern MACRO-SWITAR 36mm F1.4 H8RX

スイスのKern社のMACRO-SWITAR 1:1.4 36mm H8RXです。

このレンズ、H8RXと言う名前がレンズについているもので、マウントはCマウントスクリューであることには違いないのですが、16mm用のレンズではなく、8mm用のレンズだそうです。そのため、フランジバックの長さが違い、通常のCマウントの17.526mmでもなく、Dマウントの12.29mmでもないです。いつも良く参照させていただいておりますサイト「英国自転車 クラブモデル」さんによると15.305mmだそうです。つまり2mmほど短いと言うことですね。

画角が36mmなのでマイクロフォーサーズだとちょうど中望遠となるため、ポートレートにちょうどいいかと思いきや、上記の影響で近接撮影しか行えません。対面で座った人の顔のアップが撮れるくらいなので、人撮りには使えませんね。花などを撮影するのにちょうど良いと思います。

アルパマウントのMACRO-SWITARは、非常に人気があるようで、まったく手が出ませんが、このレンズは近接撮影しかできないと言うこともあって、割と手軽な価格で買えると言うことで、興味があったので、手に入れてみました。

Kernのレンズは、SWITAR 25mm F1.4を持っていますが、それとはまったく違った描写をして、とろけるようなボケ味は美しいの一言です。ポートレートに使いたい・・・。

改造して、無限遠まで出せることを期待して買ったのですが、無理そうです。残念。

MSオプティカル辺りに相談するものありかもしれないと思いましたが、レンズ自体が、G1/GH1/GF1/E-P1にしか使えないことを考えると、ちょっとそこまではできないなと言う感じです。

こういった、今までまったく利用価値が見出せなかったレンズが、マイクロフォーサーズの登場によって脚光を浴びるというのは、面白いですね。

   

カールツァイス改造記 その4

前回まで

CマウントのCarl Zeiss Jena Tevidon 25mm F1.4 は、マウント部の径が大きいため、マイクロフォーサーズのカメラに直接付けることができません。
そこで、マウント部の改造をしようと思い立ちました。

前回は、アダプタとレンズを固定するために、自分で設計したリングとスペーサーを業者に発注しました。

ここ

今回は・・・いよいよ発注していた金属が上がってきました。

業者の方と話をして、工作精度の関係で0.01ミリ単位の調整はこっちでやるしかないらしく、削りやすさと強度との兼ね合いから、アルミや鉄ではなく真鍮が一番いいというアドバイスを受けたので、素直に従ってみることにしました。(こっちは素人ですからね)

早速、装着してみようと思いましたが、 きつくて入りません。発注の際に緩くなるよりはキツメのほうがいいと思い設計したのがまずかったか?と思いましたが、やすりで削れば何とかなる量です。

真鍮は、想像以上に柔らかく、ちょっとマウント部分の擦り減りが心配な気になってきましたが、プラスチックよりは良いので気にしないことにします。

若干の修正をやすりで繰り返すこと数回、レンズの後玉側に装着できました。

ボディ装着側
ボディ装着側

ここまでくればもう出来たも同然です。フランジバック調整のため、発注したリングを少しずつ削って、ピントを確かめ、少し削って・・・を繰り返していきます。

最終的に、マウントアダプタに真鍮部分を固定してしまいます。

完成品
完成品

これで可逆的な改造が完了です。もし、元に戻したくなったらネジをはずして元の部品に付け替えれば元に戻せます。あまり戻す気はしませんが。

今回の改造では、元に戻せるというのがコンセプトでしたので、無事目的を果たすことが出来ました。

このレンズで写真を撮ると、周辺部が僅かにケラれます。フィルター枠にフィルターをつけてみましたが、ケラれ方は変わらなかったので、レンズ設計上の制約になるようです。
気になる量ではないので、トリミングせずに問題なく使えそうです。

撮影して見ました
撮影して見ました

このレンズの描写はボケがグルグルとまわるクセがあり、カールツァイス特有のコッテリ感のある画が取れるので、非常に気に入っています。
これで、思う存分 ツァイス生活を送ることが出来ます。