Cマウント。シネレンズ。いい意味でも、悪い意味でも自分の人生観を変えたもの。
この認識は、間違っているとは思っていません。あのレトロでありながら、時代の最先端をいっているような描写は、今まで使ったレンズ、どれでも再現することが出来ません。
CP+2011で入った「カメラ博物館」の特別展示「電子カメラ 誕生30周年展」で、とても珍しいものを見つけてしまいました。
NEC製Cマウントデジカメ「PC-DC401」。今からおよそ15年ほど前に発売されたCマウントのデジタルカメラです。おそらく知っている人なんてほとんどいないでしょう。私もCマウントにはまるまではまったく知りませんでしたし、もちろん実物を見ることもありませんでした。
時代が早すぎたといえばそれまでかもしれませんが、当時としては、レンズ交換が出来る画期的なデジカメであったことは間違いありません。高すぎて売れなかったでしょうが。もし、このカメラが売れていたら、デジタルカメラでフルサイズ機が出るなんて事がなくなっていたかもしれませんね。
ここ2年ほどで、すっかり市民権を得たCマウントですが、やはりマイナーであることには変わりがなく、DMC-GF1 + Angeniuex 25mm F1.4という組み合わせで首から掛けて練り歩き、CP+の会場をある種の布教活動に近い活動を行ってきました。
反応は上々で、やはり目線が気になる、気になる・・・・。人から注目されるのはあまり得意ではないので、かなり挙動不審だった気がしますが、このブログをやっている以上、もっと多くの方にCマウントレンズのすばらしさを伝えるのが自分の義務なのではないかと勝手に解釈して、それなりにがんばってきました。
もっとみんなが注目してくれることを願って。でも、あまり値上がりすると困っちゃいますね。
日本カメラの3月号で、アンジェニューの25mm F0.95が取り上げられているようです。本屋に行く時間が取れていませんが、内容を確認するのが楽しみです。