未曾有の大惨事となった東日本大震災ですが、あれから50日ほどたったようです。
自身も自宅に戻れなくなり、避難所で一晩を過ごすこととなりましたが、一日だけでもかなりつらかったのに、今でも避難所生活を送っている人たちがいるという事実。早急な復興を切に願う限りです。
いろいろと考えることもあったり、(そもそも書くネタがなかったということもあったり)するのですが、さすがに2ヶ月近く放置はまずいので、ぼちぼちとリハビリがてら書き始めたいと思います。
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久しぶりの日記は、パソコンネタで。
今でこそ、暖房の使用量も減ったため、計画停電はなくなりましたが、震災後から一週間ほどは電気の供給が足りなくなるということで、グループを分けて輪番で停電が行われました。
自分の住んでいるエリアもその対象となり、夜に停電になることもありました。
今回のように事前に停電する時間が分かっていれば、家庭であれば電化製品の電源を事前に切っておけばよいのですが、常に動かしているサーバなどは、そうは行きません。
うちの家でも、色々とつけっぱなしにしてあるものがあり、今回の件のためというか主に夏場の雷による停電や普段の瞬電対策のため、UPSが設置してあります。
UPSというは、要はバッテリーで、コンセントからの給電が止まってもしばらくは機器を動かし続けることが出来るもので、その間にパソコンを自動で停止させたりすることで、データの損失をなくしたりするものです。
このUPS、2年ほど前に雷が大量に発生した夏場に購入したのですが、買ってから全く停電も起きず、結局、役に立たないほうがいいけど本当に役にたってない家の中のパソコン周辺機器NO1の座に君臨し続けてましたが、こんなことで役に立つとは。
先日秋葉に行きましたが、店にあれだけの在庫を山積みしてあるUPSははじめて見ました。結構違和感あります。
このUPS、要は機器が壊れることとデータを損失することを防ぐことを目的としてます。しかし、電子機器である以上、壊れる可能性もありますし、壊れたら修理代や購入代金は自分もちです。
自腹でスペックアップしないパソコンのパーツを買っていくのは結構つらい。
そこで、重要なデータは、DropBoxやSkyDriveといった、オンラインストレージにデータを保存しておけば、機器が壊れたとしても、データを損失する危険はかなり下がります。そういったサービスを利用するのは選択肢とて結構ありだと思います。
ただし、当然ですが、パスワードやクレジット番号などの個人情報は、データが漏洩する可能性が0ではないので置かないほうがいいですね。
冗長化を行うとどうしてもコストが掛かってきます。その部分をオンラインストレージで多少カバーすることでデータの損失を最小限に抑え、コスト面でも安く仕上げることができます。
あとは、データの転送スピードと容量がもっと大きければ、自分で撮った写真のバックアップなどにも使えるのに・・・。
ちなみにUPSは、正弦波タイプと短形波タイプの2種類があります。正弦波は、通常のコンセントからの電気と一緒ですので、そちらのほうが安定しますが、私は、短形波のものを使用しています。特に問題は発生していません。むしろ今回の計画停電とかよりも雷による過電流を防ぐ意味で購入した意味合いが強かったので、テレビの同軸ケーブルや電話線も一緒に保護してくれるAPCのES725(後継はES750)はお勧めです。