CP+に行ってきた。その3【ケンコーのCマウントカメラに絶望した】

D700 + AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G ED
D700 + AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G ED

書くネタがあると、筆というかタイピングが進んで良いですね。

今回は、今年のCP+での、目的のひとつ、ケンコーのCマウントについてです。

そもそもこのブログは、Cマウントカメラ製作から入っているわけですし、その際に改造を施した機種が、紛れもなくケンコー製のDSC50N。
縁も深いケンコーからCマウントのカメラが出ると言ったら、気になるに決まっています。

と、テンション高めですが、結果からいうと、正直なところ非常に残念な感じでした。

基本的に、店員さんにあまり人に積極的に話しかけるほうではないので、今回もKenkoブースに行ってまじまじとC-mountのカメラを見ていたわけですが、どうにもこうにも出展者に聞きたいことがあって出展者同士で話している人に聞いてみたわけです。

しかし話を聞いた人が悪かったのか、絶望するような回答が帰ってきました。

私「このCマウントカメラにはシャッター幕は付いているのですか??」

出展者「ミラーレスなので、付いていません!(キッパリ)デジカメにはそんなもの付いているわけないじゃないですか」

いやぁ、どのデジカメでもトイデジ以外であれば、シャッター幕が付いていることぐらい素人の自分でも知っています。
「馬鹿にしているのか??」ふとそんな事が頭によぎりましたが、単にまったくわかっていないような感じでした。

一緒に話をしている別のブースの方が、「いや、デジカメにもシャッター幕は付いていますよ」ってフォローしてくれましたが。

そんなにキッパリと全否定された時点で、質問する人を変えたほうがよかったのかもしれません。でも近くに他の人がいなかったので、気を取り直して次の質問。

私「シャッター幕が付いていないということは、高速で動く被写体を写したときには、画像はひずみますよね??」

出展者「そんなのひずむに決まっているじゃないですか。3万円程度で売り出すカメラにそんな高度なことを求めないでくださいよ。コンパクトカメラを出しているケンコーのクオリティですよ」(大体こんな感じのニュアンスでした)

この回答を聞いた時点で、このカメラを買う気をなくしました。

シャッター幕が搭載されていなければ、画像のひずみが大きいのは100も承知だし、プロ用のカメラのようなレスポンスを求めること自体が間違っている。
でもね、3万円って決して安い金額じゃないと思うんですよ。普通の人にとって。
今、そこらへんの量販店で3万円持って、デジカメ買いに行けば、正直このカメラよりも性能がいいカメラなんていくらでもある。
大体、中古で2万くらいでDMC-GF1買えますから。

そんな事もわかっているけど、ケンコーが、色々試行錯誤を繰り返して趣味性の高いカメラを開発したことに感謝して、どんな新しい機能や性能をがんばって搭載してくるのかなと期待していたのに、なんか買いたいやつが買えば良いよといった感じのニュアンスだったのが、すごく残念でした。

それに同僚同士で会社の愚痴を言うならいざ知らず、曲がりなりにも自分が働いている会社のことをこんなもんのクオリティって、客に言う従業員がいる会社ってどうなんだって感じでした。
仕事に対しての誇りが感じられない・・・。

単に、あたった説明員の人が悪かったというだけの話かもしれませんが、製品に対しての見方についてもフィルタがかかってしまいました。
そういえば、ケンコーは、フィルタも作っていましたね(汗
自社の製品に対しての評価にまでフィルタを掛けてしまうとは・・・。

夏ぐらいには発売という話でしたが、自分は買わないです。話を聞いた感じですと、自分自身で改造したデジカメと対して変わりがなさそうです。
自分の今もっているCマウントカメラだと費用的には、カメラ本体5000円くらい、Cマウント部800円くらい、パテ300円くらいで大体6000円くらいでボディが完成しているので、それと比較して値段が高すぎです。

ただ、一応、欲しいと思っている人もいるかもしれないので、このカメラの展示を見て感じたメリットデメリット部分についても記載しておきます。

■自分で改造する手間がない
 やはりやる気と根気と度胸がなければ、デジカメをばらして改造しようなんて気にはなりませんから、手軽にCマウントのレンズが使えるというのは、大きいかもしれません。単にシネレンズが使いたいだけであれば、マイクロフォーサーズかNEX使えば良いですけど。

■マウント部のひずみがない
 自作したほうは、ボディがプラスティックのため、レンズをつけた状態で、レンズに力を加えると、ボディがゆがんで、レンズマウント面と撮像素子の面の水平がずれます。そもそも撮像素子が小さいので水平に関してはかなりシビアになります。手であわせるのは無理です。常に軽くチルト撮影状態です。それに比べて、マグネシウム製のボディを採用しているようですので、そういったずれがなさそうです。ただ、個人的には、自分の持っているやつのほうが、あえてチルト撮影が出来るので、それはそれで楽しいです。

■画素数が1400万画素
 このクラスの撮像素子サイズでこの画素数は確実に画素ピッチが狭すぎて、偽色が出ます。特にレンズが交換できるわけですから、光学性能の良くないレンズを付けたらそれが如実にわかる気がします。

■無限遠の調整
 特にこの点について言及していませんでしたが、標準で付いてくるレンズでは、おそらく無限遠は自分で調整しなくても大丈夫な気がします。これもかなり面倒な作業なので、買えば少し楽が出来ますね。

出展者同士で話をしているのが聞こえたのですが、発売は夏ごろを予定しているようです。現在、撮影した画像に理由不明の横線が入るので、それの調整を行っているので、それが解消できないと発売できないといってました。

そういえば、自分も一番初めに改造したときは、光線漏れがひどくて変な色被りしてたなぁなんてふとそんな事を思い出しました。
このカメラ買うなら、おとなしくマイクロフォーサーズ買うか、NEX買った方が幸せかもしれないですね。それかkenko DSC50Nやyashica EZ F-924のような光学ズームの付いていないカメラを安く買ってばらしたほうが、満足度が大きいかもしれない。今だったら、ヤシカのEZ F531あたりが面白そうですね。


改造の仕方は、バックナンバーでもごらんいただければ参考になるかと。
コンデジをCマウント化

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