パナからマイクロフォーサーズ機の新製品発表

パナソニックから3つ目となる、マイクロフォーサーズ(M4/3)機が昨日発表されました。

DMC-GF1
http://panasonic.jp/dc/gf1/index.html

コンセプトは、オリンパスのE-P1とほぼ同じ。ただし、ボディ内手振れ補正はない。
代わりに、外付けのEVFがオプションで付けることができる。
レンズのラインナップも大幅に増やしてきて、パナソニックの本気具合がうかがい知れます。

最近では、価格.comのデジタル一眼のランキングで、常に上位をDMC-G1/DMC-GH1/E-P1がにぎわせています。
その一方で、D700や5D MarkIIやK-7などが常にランキングにランクインしています。
この状況に、わたしは、ある種の流れを感じます。

それは「ユーザーの2極化」

ミドルからハイアマチュアユーザは、一人で複数台のカメラを所有しています。そのため、買い替えの頻度も高く、こういったランキング上で一眼レフデジカメの高級機がコンスタントに買われ続けていると考えられます。
一方では、家族に一台で十分と考えているようなライトユーザでは、基本的には古くなりすぎたや壊れたといった理由で買うことが多いはずです。そういった人たちが性能やコンパクトさ検討した結果、小型軽量の一眼デジカメを買っている。

こういった状況でこのランキング構造が出来上がっていると考えられます。

この流れを考慮すると、数年後、カメラ業界のシェアが大きく変わっている可能性があります。

携帯にすら高性能なカメラが付いている時代です。コンパクトカメラは今後生き残りは非常に厳しいものとなるでしょう。
時代は、高級一眼レフデジカメと一眼デジカメの2強時代へ突入。というシナリオも考えられます。

マイクロフォーサーズのマウントアダプタ

マイクロフォーサーズのカメラはフランジバックが短いために、マウントアダプタが調達できれば、レンジファインダーのレンズでもなんでも付くわけですが、規格外のレンズを付けるわけですから、メーカーサイトには情報はありません。そして、購入できる場所をまとめたページというのはあまり見かけません。

そこで、どのマウントだとどこで買えるかと言うのをまとめて見ました。

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あとから出たアダプタもまとめて、一覧にした記事はこちらです

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ちなみにここでは、アダプターがひとつで接続できるもののみを紹介しています。

近代インターナショナル(RAYQUAL製)
RAYQUAL製のアダプタなので正直言って宮本製作所の直販で買ったほうが安い。
ただしヨドバシなどの店頭で買えるので、そちらで買うとポイント付くから若干安い。

ニコンFマウント(Gレンズ除く):¥19,950(税別¥19,000)
FD、NewFDマウント:¥19,950(税別¥19,000)
Y/Cマウント(コンタックス/ヤシカマウント):¥19,950(税別¥19,000)
ライカMマウント:¥19,950(税別¥19,000)

近代インターナショナル(NOVOFLEX製)
精度が高いんだろうけど、値段も高い。マウントアダプタ二つ買ったら、DMC-G1のボディが1つ買えてしまうではないか・・・。

ライカRマウント:¥23,100 (税別¥22,000)
ミノルタMDマウント(SRマウント):¥23,100 (税別¥22,000)
Y/Cマウント(コンタックス/ヤシカマウント):¥23,100 (税別¥22,000)
M42マウント:¥23,100 (税別¥22,000)
オリンパスOMマウント:¥23,100 (税別¥22,000)

近代インターナショナル(NOVOFLEX製)
このタイプは絞りリングがないタイプのレンズが使用できます。
資産として、以下のレンズを持っている人にとっては画期的なアダプタ。Fマウントの買おうかなぁ。

ニコンFマウント(Gレンズ可):¥25,200 (税別¥24,000)
アルファマウント:¥25,200 (税別¥24,000)
ペンタックスK(DA ★・FAJ等のデジタル専用レンズ可):¥25,200 (税別¥24,000)

宮本製作所(RAYQUAL):¥19,950(税別¥19,000)直売だと¥14,700
近代では扱っていないタイプもあります。

ライカMマウント
FD、NewFDマウント
Nikon Fマウント(Gレンズ除く)
Y/Cマウント(コンタックス/ヤシカマウント)
ペンタックスKマウント(DA不可)
Olympus OMマウント
Leica Rマウント

muk select
海外製のアダプタを扱っています。
特筆すべきは、そのマニアックなマウントチョイス!
マイクロフォーサーズは撮像素子のサイズが小さいので、オリンパスPEN FのレンズやCマウントレンズはおすすめ!
まさにオールドレンズパラダイス!
リバースリングアダプタもあって色々できます。

ペンタックスKマウント:¥8600
オリンパスOM:¥8600
ヤシカ/コンタックスマウント:¥8600
ミノルタSRマウント:¥8800
ニコンFマウント:¥8600
コニカARマウント:¥9200
オリンパスPEN F:¥9400
ライカMマウント:¥9200
ライカL(M39)マウント:¥7500
キヤノンFDマウント:¥8400
Cマウント:¥6500
ライカRマウント:¥9800
M4/3系ボディ用EOSマウントブリッジアダプタ:¥8800
M4/3系ボディ用フォーサーズマウントブリッジアダプタ:¥8600
52mmリバースマクロアダプタ:¥3500

そのほかにも扱っている場所もあるが、基本的に上記の3箇所でほとんど事足りてしまう。

フォーサーズ用のマウントアダプタを組み合わせるともはや付けれらないレンズが無いと言ったラインナップ。
マイクロフォーサーズ恐るべし。

  

ノボフレックスから面白いアダプターが出たようです

近代インターナショナルのノボフレックスから、マイクロフォーサーズアダプターにα/ニコン/ペンタックス用が追加されたようです。

このアダプタは今までのものとはちょっと違います。今までのマウントアダプタでは絞りリングが付いているレンズしか使えなかったけど、これを使えば絞りリングのないレンズも使えるようです。

ニコンのカメラを使用している自分にとって、Gレンズははっきり言ってF3にもFMにも使えないので、D70くらいにしか使えない微妙なレンズで、ほとんど使っていませんが、今後、D700とか買ったら、Gレンズが増えるわけで、そうしたらDMC-G1でも使えるので、面白そうです。

http://www.kindai-inc.co.jp/mount_novomicrofosa.htm

ただ、正直G1に普通のレンズを付けても、描写はいたって普通なわけで、オールドレンズを付けるのがやっぱり、G1の正しい使い方のような気がします

E-P1がANGENIEUXに恋をした

E-P1を買った友人に実機を触らせてもらえる機会があったので、そのレポートです。

店頭では、数回触っているのですが、どの店舗でも付属のズームレンズしか付けていないので、単焦点レンズでの具合を見せてもらいました。

まず、第一印象として、ボディが予想以上にズッシリとしているということと、レンズが薄くてとても軽いということ。見た目は問題ないですが、なんだかレンズとボディのバランスが悪いような気がしてしまいました。

そして写りの部分に関して言えば、この単焦点レンズひとつあればスナップであれば、必要十分といった感じ。35mmフィルムカメラ換算で34mmというのは、実に使いやすい画角だと思う。昔、一眼レフを買ったときには50mmレンズを手に入れ、しばらく使っていましたが、後に35mmの単焦点を買い、使いやすさに感動を覚えたことを思い出しました。

ただ、当然のことながら、写りに関してはCマウントレンズのような面白みは余り無いです。画に癖はなくレンズもボディも非常に秀才といった感じ。他のカメラを持ってたら、別に良いやっていう感じです。

で、肝心のCマウントレンズ(シネレンズ)ですが、家から片っ端を持っていき、余すところ無くすべて装着させてもらいました。

アンジェニュー装備画像
アンジェニュー装備画像

やはりシルバーのボディにアンジェニューのレンズの組み合わせはやばいです、似合いすぎです。外観的には一目ぼれ。

気になっていたボディ内手振れ補正や高感度ISOについても、DMC-G1やDMC-GH1に比べて後発な部分とオリンパスのカメラメーカーとしてのノウハウの蓄積が多い分、勝っていると思いました。

ただMFレンズを装備したときのフォーカスアシスト機能は、意図的に他社のMFレンズを装着することを前提にしているパナソニックのカメラのほうが、明らかに使いやすいです。すこし使用した感じではE-P1ではあまりマニュアルフォーカスしたい気分にはなりません。カメラのホールド感が悪いせいかもしれません。思ったところにピントが合わせられません。慣れかもしれませんが。

正直な感想として、純正レンズ以外の非連動のMFレンズ、特にCマウントレンズを使用するなら、G1の方が良いと思いました。

ただ、E-P1の販売は成功したので後継機が出ることでしょう。そのときにどのように進化するかによって評価が変わるとは思います。

少なくともマイクロフォーサーズという規格がこれからも流行っていってくれない事には次期新商品もないわけで、折角のCマウントレンズも使えなくなってしまうわけですから、素直に応援していきたいと思っています。

  

E-P1を触ってきた

近所のキタムラにサンプル機があると聞いたので、昨日実機を触ってきました。

質感は、他の方が言っているようにメタルボディで高級感があります。
ただ高級感があるといっても、アルミとステンレスの外装なので、昔の金属カメラというか、どっちかと言うと高級感を謳った金属外装のIXY Digitalを思い浮かべてしまいました。ちょっと複雑です・・・。

ズームレンズは元から眼中に無いので、パンケーキ+ビューファインダーを装備した状態で触らせてもらいました。

サイズは、高級コンパクト位のサイズですが、結構ズッシリきます。詰まってるなぁと言った印象です。

レンズをはずすとLive CMOSが剥き出しになります。見た感じCマウントを付けても問題なさそうです。これについては数日後には発売されるわけで、他の方のレポートに期待したいと思います。

やはり目玉は、6:6のアスペクト比での撮影とアートフィルタかなと思います。あと個人的には、高感度でのノイズがどれだけ少ないかという部分が結構気になっていたのですが、背面液晶で見ただけでは分かりませんでした。

実機を見た感想として、DMC-G1をすでに持っている人にとっては、「コンパクトでアスペクト比変更でき動画撮影ができるけど、フラッシュが無い」といった機種なので、すぐにでも買い換えるべきとは言われれば、答えはノーです。

デジタル製品は値下がりが激しいので、予約特典のマウントアダプタが欲しいだとか、G1は持ってないだとかの理由が無いのであれば、値段がこなれてから買えば良いと思いました。

自分にとってはフォーサーズアダプタはまったく必要の無いものなので、もっと値段が下がってから考えようかと思っています。

結論として、自分の場合は金銭を先にレンズを回したほうが良いと思いました。