マイクロフォーサーズ夜想曲を奏でる

写真
DMC-G1 + P.ANGENIUEX 25mm F1.4

2010年8月26日に驚きの発表がされました。

コシナ、マイクロフォーサーズ用大口径レンズ「NOKTON 25mm F0.95」
http://dc.watch.impress.co.jp/docs/news/20100826_388358.html?ref=rss

最近、もうほとんどシネレンズでしか写真を撮っていませんが、常々シネレンズもう少しイメージサークルが大きければ完璧なんだけどなぁと思っていました。

素人なので、レンズ光学とかはまったく分からないので、硝材のサイズをもう少し大きくすればイメージサークルが大きくなるのではないのか??と単純に妄想していました。
たとえば、アンジェニューの25mm f0.95のレンズサイズが後もう少し大きければ、3:2でも、16:9でも完全にカバーできるようになるでしょうし、大きいほうが、ピントリングも回しやすいだろうしと色々夢を見ていたわけですが、その夢をいきなり不意打ちの形でコシナがフォクトレンダーブランドで実現してくれました。

しかも、マイクロフォーサーズ陣営への賛同。これはかなりのビックニュースです。

ハイスピードレンズ(大口径レンズ)と言えば、その昔の大口径時代であればCANONのレンジファインダー用50mm F0.95とライカのノクチルックス50mm F1.0が有名どころだ。現在の標準画角であれば、言わずもがなライカのノクチルックスがキングオブスピードレンズであるわけで、それに匹敵するようなレンズを作ろうなどという、チャレンジャーなメーカーはもう世の中にはいないだろうなと思っていたところでこのニュース。

以前、NOKTORと言うレンズを紹介したが、そのときも衝撃を受けましたが、あくまでシネレンズをマウント改造してつけれる様にしたものというイメージは払拭できなかったし、嗚呼NavitarのOEMかぁと言う印象でしたが、今回は、完全にオリジナル設計。しかも、金属製で、ピントリングも回しやすそうだ。

完全にNEXの人気に押されているような最近の状況を打破するには十分すぎる。発表でした。これは、マイクロフォーサーズが来ると感じました。

たまたま、新宿にいるときにこのニュースを見て、ヨドバシカメラに行ってみたところ、79800円で予約を受け付けていました。ポイント還元したら実質7万くらいでF1.0を越えるレンズが手に入るのだから、少し迷った挙句レンズ描写も見ずに予約してしまいました。Nokton 50mm F1.4 SLIIがかなり気に入っており、フォクトレンダーブランドを信じて見ようかと。

店員の話を聞いたら、もうすでに数人予約が入っていると言うこと。発表からわずか数時間でこの状況。たまたま当日に予約できた自分は幸せだったのかもしれません。しばらくは品切れが続きそうな予感です。

  

とろけそうな日に

写真展にて
DMC-G1 + P.ANGENIEUX F.25 1:0.95 TYPE M1

ここ数日ものすごく暑くて、夜中に汗だくで目が覚めます。
熱中症で死ぬ人の半分くらいは、夜中に死ぬそうで、、、気をつけなければ。

今日も昨日に引き続きとろけそうな感じの天気でしたが、友人の写真展に行ってきました。

今まで幾度もなく車で通っていた道。普段素通りしていた場所にあった素敵な雑貨屋。

女性はぜひ行ってみてください。

そして、雑貨屋の壁面には以前よりもより自分の世界を明確にした作品が。
以前よりもさらに落ち着いた感じがしたなぁ

久しぶりに会ったのでたくさん話しました。どうもありがとう。

まだ、やっているので、近場にお住まいの方はぜひ訪れてみてください。

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イシハラ マユミ 写真と言葉展

『 世 界 が 優 し く 見 え る と き 』
          
2010年8月13日(金)~ 22日(日) ※19日(木)は休み
open 11:00 ~ 18:00

うつわと雑貨のおみせ
k a n o n
   http://kanon-oto.ocnk.net/

甲府駅北口より徒歩10分
お店の専用駐車場は1台
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店の中で、1枚パシャリ。
とろけそうな日にとろけそうな写真。

ANGENIEUXのF0.95は開放で撮るとどこにピントが着ているのかがホントに分からないような写真になる。
これはこれで好きなんだけど、やっぱり1段くらいは絞ったほうがメリハリが付いていい気がします。

このレンズで撮った写真を初めてトリミングしてみましたが、スクエアフォーマットにすると周辺減光がまったく気にならないので、やはりE-PL1がほしいと思った夏の一日でした。

   

オールドレンズパラダイス

ヒマワリ
DMC-G1 + P.Angenieux 25mm F1.4

 今でこそ、完全なレンズグルメ人間と化していますが、ほんの数年前までは一端のニコン党で、ニッコールレンズをこよなく愛し、周辺減光なんてもってのほか、収差なんてありえないと言う人間でしたが、何をどう間違えたのか、今ではすっかりフランスのレンズの虜となり、たまにドイツ、もう少したまにスイスのレンズを使うと言う激変ぶりです。

確実に周りの人たちの影響ですが、やはりアンジェニューを使って人や風景を撮ったときのフレアがかって、奥行き感というか立体感のある感じは、現代のレンズには見られない描写で、自分はたまらなく好きです。

そんな自分が愛読していた、オールドレンズパラダイスと言う本があるのですが、こちらに続編が出たようです。

自分は早速注文してしまいました。何といっても今回のは、マイクロフォーサーズがメインのようですから、コレはチェックしないわけには行かないでしょう。

NEXの人気で、Cマウントの人気がかげってきたと言う話もあるようですが、私の中では一向にCマウントレンズの魅力は衰えません。むしろコレだけ小さなレンズで、コレだけの描写をするレンズに対して畏敬の念すら感じています。

それに少しくらいこなれた値段になったほうが、ほしい人が買えるようになるので、いい気がします。

(コンパクト+描写性能)=(マイクロフォーサーズ+Cマウント)の公式は、自分の中でAPS-Cサイズのミラーレスが出てきても未だ変わりません。贅沢を言うのであれば、もう少しオリンパスが価格と性能面でがんばってくれると良いのですが。