2011年9月21日に発表されたNikonのミラーレス(ニコンはミラーレスではなく「レンズ交換式アドバンストカメラ」と提唱している)Nikon 1(ワン)が発表された。
事前に色々とリークされていたとおり1インチのCMOSを搭載したミラーレス機で、「Nikon 1 J1」と「Nikon 1 V1」の2機種が発売されるが、市場の反応はイマイチ。
確かにPENTAX Qの後じゃインパクト欠けるよね。2ヶ月発表が早かったら、反応も違ってたかもしれません。
デザインもかなり酷評されていますが、おそらく慣れればこんな感じなのかなって言うレベルかと思います。まぁあのピンクはちょっとどうかなって思いますが・・・。ネットでは、
35mmカメラ用のレンズを装着すると35mm換算で2.7倍。50mmのレンズをつけると135mm相当なので使い勝手が悪い印象だが、個人的には非常に興味深いカメラです。
どこが魅力かと言えば、一般的には1インチと言う中途半端なサイズに関してであり、それはもちろん、オールドレンズ(Cマウントレンズ)での使用を考慮してだ。
1inchと言うとCMOSのサイズは、およそ13.2×8.8mm。一方16mmシネレンズに関しては、10.41×7.47mm(16mmフィルム)となっており、非常に近いサイズのため、16mmシネレンズのイメージサークルをほぼ同じくらいで利用できます。
当然、サイズが近ければ、今までマイクロフォーサーズで使用する際には出ていた周辺の収差やケラレと言ったものが発生しにくいわけですから、レンズを設計した人たちの意図通りの写りに近くなります。
当然、広角側ではケラレが発生する可能性がありますが、マイクロフォーサーズに比べたら、遥かにケラレが少なくなります。
レンズ無しレリーズが可能かが若干気になりますが、マウントアダプター FT1を使った際に、非Aiレンズがつかないと注意書きがあるので、Aiレンズは装着可能と言う解釈で良いのかなと思っています。という事は当然CPU無しのレンズでも装着可能な訳で、マウントアダプタ無しでもシャッター切れると踏んでいます。
肝心のフランジバックですが、ネット上では17mm位という噂が流れています。
Cマウントレンズが17.526mmなので、ほとんど同じ。もう少し、フランジバックが短かったら、マウントアダプタが作りやすいのでしょうが、許容範囲かと思います。
ここまでのスペックを見るとまさにシネレンズのために発表されたカメラのように思えてきます。
レンズ無しレリーズについては、近く分かる事でしょうから、今から情報が楽しみです。