我が家にあるmac mini (late 2009) MC238J/Aですが、買ったものの、仕事ではwindowsを使っているので、どうも操作に違和感があって、結局はオブジェと化してしまっていました。
しかし、最近になって、写真のRAW現像をやりたいと思い、App StoreでApertureが安く買える事を知ったので、いよいよ本格的に使い始めようと思ったのですが、やはりメモリが2GBだと心もとないという事で、どうしようかと躊躇しておりましたが、保証期間を過ぎており、また、4GBのSO-DIMMが3000円弱で買えるということもあり、こんなに安いのであれば、コレはもう自分でやるしかないと、ネット上のある情報をもとにmac miniの開腹作業を思い立ちました。
mac miniは開けるとメーカーの保証が受けられなくなるという事らしいですが、メーカー保証が切れたPCなんてもし修理に出そうものなら、結局買うのとそんなに変わらないくらいの金額を請求されるので新しく買う事になります。ですのでメーカー保証が切れた時点でいろいろと試してみた方が延命も図れますし、楽しめますね。
ネットでいろいろと情報を集めていると開けるには特別な道具が必要という訳ではなく、
ネットでは100均でいろいろ種類があると書いてありましたが、私が行ったダイソーには余り種類がありませんでした。できるだけ幅が広く、先端が薄いものがよいという情報だったのですが、あまりに幅広なのは、先端部が厚いので、先端部が6cmほどのものを2つ買ってきました。あと、やはり先端の厚みがもっと薄い方がいいだろうと思い、一緒に砥石(#300)も買ってきました。こんなものまで100円で揃うとは恐るべし100均ですね。あわせて315円。支出としてはわずかなので、あまり敷居高くなく作業できますね。
これが買ってきたものです。
そして、家に帰って、スクレーパーをひたすら砥石で研ぐ・・・研ぐ・・・研ぐ。別によく切れる刃物を作ろうとしている訳ではないので、角度とかは気にしません。むしろやりすぎて、余り先端を薄くしすぎると、けがをする恐れがあるので、注意です。
自分は、先端が0.8mmくらいあったのを0.2mmくらいまで研ぎました。そのくらいで行けました。両方やろうかと思ったけど、早く開けたくてしょうがなくて、結局片方しかやりませんでした。
あとは、裏返したmac miniが傷つかないようにタオルの上にのせて、金属の外枠と裏のプラスチックの部分の間に挟み込み、「えぃ!」と力を入れてはめ殺しになっている爪を外していきます。
こんな感じです。
結構、力が必要で、少し、アルミの部分に傷がつきましたが、裏側なので、気になるほどではありません。
勢い余って、スクレーパーがずれたりして側面に傷がついたりするとショックが大きいので注意です。
背面を除く3面について、すべて、爪を外すと上が浮くので、そのままひっくり返して、上側を持ち上げていくと上蓋が外れます。
AT互換機の自作は結構やっていますが、ケースの開け方が非常に特徴的なので、少し緊張しました。
もう少しメンテナンス性がいいとmac最高なんですが、そういうことを前提としていないのでしょうね。
こちらのサイトが動画もあって、非常に参考になりました。
Mac mini 分解&改造 / Studio Milehigh
http://homepage.mac.com/milehigh/milehigh/mini/19_e09_open/e09_open.html
どこのサイトでも言っていますが、mac mini(late 2009 / early 2009)に関しては、このケースを外す作業が一番の難関で、これさえクリアしてしまえば、後は非常に簡単です。
なお、MC238J/AとMC239J/AはCPUとメモリとHDDの性能が異なるだけで、作業方法は全く違わないです。MC408J/Aに関しては、外装の外し方は同じはずですが、中にHDDが2台搭載されており、光学ドライブが廃されているので、構造が異なります。
今更感漂う情報ですが、mac mini late 2009に限定して関して書いているサイトが意外と少なかったので、そろそろ保証が切れている人も多くなり、自分での増設を考える人もいるだろうと考えて、記事にしてみました。
次は、メモリ増設です。
“mac mini (Late 2009) 分解と改造その1 ケースを外す” への1件の返信