DMC-G1 + Wollensak 25mm f1.9 CINE RAPTAR
6月に発売されるソニー「NEX-5」実写画像が、早速デジカメwatchで画質評価が載っていました。
見た感じではISO1600までは問題なく使えそうです。
自分もカタログから読み取れる範囲で、
独断と偏見で良い点と悪い点など、全体的な使い勝手の部分について書いてみることにしました。
NEX-3とNEX-5は基本的な部分は大きく変わりませんので、あわせて考察ということで。
良い点
- APS-Cサイズである
- CMOSが自社開発である
- 液晶が3インチ92.1万画素である。
- フルHDに対応している(NEX-5のみ)
■ここがこのカメラでマウントアダプタを使う一番の肝ですね。オールドレンズのうち、ほとんどが35mmフィルムカメラ用レンズを使うこととなりますが、マイクロフォーサーズですと2倍になるので正直つらいです。APS-Cサイズであれば、1.5倍程度ですので、極端な広角レンズを使用しないのであれば、何とか我慢できます。ライカのM8だってフルサイズじゃないのですから。
■ソニーは自社でCMOSを開発していますので、やはり高感度設定時のソフトウェアのチューニングなどの点で有利かと思います。気分的な問題かもしれませんが。
■オリンパスのPENでは23万画素、パナソニックのLUMIXでも46万画素しかありません。高精細な液晶であれば、マニュアルフォーカス時のピント確認がしやすいです。
■現状MやLマウントなどフランジバックの短いレンズで、フルHDの動画が撮れるデジタル一眼は、パナソニックのDMC-GH1しかない。広角側での描写については、前述のようにAPS-Cのほうが有利である。広角側ではNEX-5、望遠側では、DMC-GH1といった具合に選択肢としてフルHDのデジタル一眼が増えます。
悪い点
- APS-Cサイズである
- 手振れ補正がレンズ側である
- コントロールホイールが壊れやすそう
- ノスタルジックモードが無い
- 6:6のアスペクト比がない
- ストロボが外付けである
- メモリースティックに対応している
- シューが無く独自規格である
■長所と短所は同じだったりします。Cマウントレンズをこよなく愛する自分にとっては、こんなに大きなサイズは必要ありません。ただし、撮影する際にサイズを自由に変更してトリミングできたら、向かうところ敵なしですが。
■この影響で、レンズが大きくなってしまいます。本体のサイズが大きくなっても、本体内蔵とするべきだったように思います。また、オールドレンズを使った場合には手振れ補正はまったく使えないので、オリンパスが手振れ補正が2段階分くらい稼げるとしたら、ISO感度が12800まであっても、ISO感度が3200のオリンパスと結局のところ変わらなくなってしまいます。むしろ感度を高くするために暗い場所では、オリンパスと比較して画質が落ちる恐れがあります。
■ソニーの携帯電話についていたジョグダイヤルを思い出します(笑)使いすぎて、まわしても反応しなかった時を思い出してしまいます。壊れにくいといいのですが。
■ジオラマモードやトイカメモードは、必要ないかと思いますが、モードが若干少ない気がします。一般的なコンデジから入る人たちの場合、こういった写真に直接影響を与えるところを結構考慮すると思うのですが、初心者をまったく考慮していない気がします。
■コレは痛い。ハッセルブラッドがほしくてほしくてたまらない自分にとっては。このせいで若干テンション下がりました。最近巷では「ましかく写真」と言うらしいですが、Cマウントレンズの場合、端がケラれることが多いので、この6:6のアスペクト比はかなり重宝します。このせいで、DMC-G1からほかのマイクロフォーサーズ機に乗り換えようと考えているくらいですから。
■基本的に使わないが、内蔵されていることで安心感があると思う。持ち運べば問題ないと言う話もあるが、外付けだと脱着が面倒なので、スムーズな撮影に支障が出ると思う。
■別にSDHCだけでいいと思うのですが。ソニーだからしょうがないですね
■ホットシューがあれば、ほかのメーカーの光学ファインダーをつけたり、水平器を付けたりできるのに、それができません。
長々と書きましたが、自分としては、6:6フォーマットに対応していないのが一番痛いです。あとは、レンズ未装着時のMFアシストの使い勝手が気になります。