NEXとマイクロフォーサーズの住み分け

紫陽花
DMC-G1 + Kern MACRO-SWITAR 1:1.4 36mm H8RX

NEXが発売となり、ちょうど一ヶ月。怒涛のようにマウントアダプタが発表・発売され、あっという間にマイクロフォーサーズと同じ土俵に来てしまった感があるが、マイクロフォーサーズのときのような、ドキドキ感やワクワク感はあまりない。使えないレンズが使えることが当たり前になってしまい、感動が薄れているからかもしれない。

でも、多分、FDマウントやMマウントユーザにとっては、NEX-3とNEX-5は感動の製品なんでしょうね。
ただ、Cマウントユーザにとってもメリットがまったくないわけではなく、Eマウントの口径の大きさにより、今までは、レンズのマウント部が大きすぎて付けることのできなかったレンズを装着することができるようになりました。これで、今まで、無理やり改造して使用していたレンズやマウント部の大きいTVレンズが使えるようになりますので、特にTVレンズは値段が安いのも多いので、カジュアルユーザを増やせるのではないかと言う期待があります。
そもそもカジュアルな人がCマウントなんて使わないと言うのはおいておいて(笑)

私は、最近ではCマウントレンズも25mmあたりはだいぶ充実してきたので、もう少し望遠側も攻めてみようかなと思ってみたものの、50mm付近では、Cマウントではなくても、ほかにいいレンズがたくさんあるし値段もこなれているので、35mmレンズでいいのではないかと思えるし、FDレンズでいいのではないかと思えてきたりと、すこし立ち位置が微妙になってきました(汗

でも自分は、やっぱりCマウントレンズのグルグルが大好きなんですよね。もちろんグルグルしないレンズもありますが、この超個性的なレンズを使ってどうやって写真を撮ろうかと考えるのが楽しいんです。

それに、意外と外でのレンズ交換って面倒で結局一本しか使わないってことも結構ありますし、単焦点の標準レンズだけで攻めると言うのは、結構好きだったりします。

個人的に愛用しているレンズは、
Carl Zeiss Jena Tevidon 25mm F1.4
P.Angeniux 25mm F1.4
Kern MACRO-SWITAR 1:1.4 36mm H8RX

この3本ですね。 “NEXとマイクロフォーサーズの住み分け” の続きを読む

遅くなりましたがNEXを触ってきました。

散歩日和
散歩日和

DMC-G1 + Angenieux 3inch f/2.5

遅ればせながら、NEX-3も発売になったと言うことで、NEX-5とあわせて店頭まで見に行ってきました。

前評判はかなりよく、事前予約も上々だったようですが、やはり自分の場合は実機を触るまでは分からない部分があると信じているので、もしそれだけ評判がよかったとしても、いきなり予約で買うと言うのは、よほどの衝動に駆られたときしかありません。

実機を触ったときに良いと感じたのは、やはりボディのコンパクトさと、液晶の精細さです。特に液晶の精細さに関しては際立っていました。流石家電メーカーと感じさせます。

あと意外だったのが、シャッター音がかなり良いという部分。撮ってて楽しくなると言うか、写真撮ってる!って感じる音なのでとてもいい感じです。
コンパクトで気楽なイメージも与えライトユーザーにもアピールしつつ、本格的なユーザーも意識している感じですね。

ただ、やはり危惧していた通り、右手でカメラをホールドすると、ダイヤル部分が非常に使いにくい。
オートで撮れば問題ないんでしょうが、撮影の合間にISO感度や感度補正を行いたいときに、メニューをいちいち開いて、設定するのは結構面倒です。

ただ、そこらへんも慣れの問題かとおもいます。このサイズで、一眼並みのボケ味を生かした写真が撮れ、フルHDの動画が撮れると言うことに意義があるのです。

発売されてまだ一週間程度しか立ってないのに、どうやらEマウントへM4/3に変換するアダプタが発売されると言ううわさが出てきました。
コレ買えば、CマウントレンズだろうがMマウントだろうが付けることができます。
コレはもう、ボディよりも先にレンズを買えということですね。

APS-Cのミラーレスと言うことで、Lマウント・Mマウントそれに、コンタックスのGレンズあたりにますます注目が集まりそうですね。

  

NEX-3とNEX-5のモックに触ってきた

DMC-G1 + P.Angenieux 25mm F1.4

DMC-G1 + P.Angenieux 25mm F1.4

NEXのモックに触ってきた。

いままで、ずっとNEX(ネックス)って呼んでたけど、「エヌイーエックス」が正式のようですね。

NEX-5は、本日6/3発売、NEX-3は、来週の6/10に発売だそうです。

最初の印象は「ホントに小さい!」っていう感じです。ボディだけなら一昔前のコンデジと変わらないサイズですからね。
ただ持った感じは小さすぎて持ちにくいと言う感じではなく、グリップ部もあり適度なホールド感があり、むしろ持ちやすい印象を受けました。

特にNEX-5は、中指と薬指の間にボディの前の下側が引っかかる感じで、持ちやすい感じです。
一方のNEX-3に関しては、それよりも高さがあるので、手全体でつかむ感じです。

ただ、持った状態でのホールドはいいのですが、その状態から、シャッターボタンと動画撮影ボタン以外の部分に親指を移動させることが非常に困難なため、ダイヤルの部分やほかのボタンが極端に押しにくいです、と言うか無理です。

基本的に私の場合は、標準のレンズを使うことを前提として評価していませんので、この仕様はどうなのかなと思ってしまいます。

オールドレンズを使用するとなると、ピントあわせは、フォーカスアシストを使用してピントを追い込むことになると思いますが、そのためには、どこか別のボタンを押さなければいけないはずです。ボタンを押すためにホールドが緩みぶれやすくなりそうな気がしてちょっと心配です。

とりあえずのところは、まだデモ機にも触れていないので、なんとも言えないですがソニーは90万画素近くある背面液晶であれば、ピントあわせに問題ないと思っているのでしょうか。
とりあえず、実機を触るのが楽しみです。

ヨドバシカメラでは、大きくスペースをとっていました。期待が大きいと言うことでしょう。
店舗に訪れたとき、丁度ほかの人を接客している店員さんがいましたが、かなりの勢いで進めていました。
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フォクトレンダーの誘惑

写真
DMC-G1 + Carl Zeiss Tevidon 25mm F1.4

基本的に、アマゾンでしか本を買わない人なのですが、家にQUOカードがあまっていて、なおかつQUOカードが使える本屋があることを知り、本屋にいい本が無いかを物色しにいった。

改めて、本屋でカメラの本を見てみると、結構、廃刊寸前じゃないのか?と思える本がたくさんある

3000円ほどあったので、とりあえず買ってみた本がコレ。

Voigtländer BESSA WORLD

誰も買わない本を救出してあげた気分になった(笑

以前、レンジファインダーが気になりすぎて、ヨドバシカメラの店員さんとお話をしたことがあるが、これがまたかなりのライカ病にかかった重症のおじさんで「ベッサを買うと絶対にライカがほしくなる」とか「フォクトレンダーよりもライカのレンズのほうが絶対にいい」とか「いずれライカを買うんだから先にライカを買っておいたほうがいい」とか何かにつけてやたらライカを薦めてくるの(笑

まぁLeicaがいいのは、十分分かるし、自分も金があるならそっち買うよとか、その当時は内心思っていた。

誰でもそうだが、自分のお金は大事だ。

だからこそ、レンジファインダーという機構が自分自身に合うかどうかということを試すという意味では、ライカは高すぎる買い物なので、フォクトレンダーやツアイスの存在意義は重要であると思う。

だが、フォクトレンダーがライカを買えない人たちの代替品と言う考え方は、あるとき変わった。 “フォクトレンダーの誘惑” の続きを読む

ソニーのデジタル一眼NEXを評価する(独断と偏見で)

DMC-G1 + Wollensak 25mm f1.9 CINE RAPTAR

6月に発売されるソニー「NEX-5」実写画像が、早速デジカメwatchで画質評価が載っていました。
見た感じではISO1600までは問題なく使えそうです。

自分もカタログから読み取れる範囲で、
独断と偏見で良い点と悪い点など、全体的な使い勝手の部分について書いてみることにしました。
NEX-3とNEX-5は基本的な部分は大きく変わりませんので、あわせて考察ということで。

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