ここまで、一通り、tp-linkのTL-R600VPNを設定をしてきて、使ってみた感想としては、非常によくできたルータというのが正直な感想。
まだ、すべての機能を使い切ったわけではないですが、メニューは英語にもかかわらず、非常に直感的に分かりやすいのであまり迷うこともないかと思います。
特に画面の右側へ説明書きがあり、設定例などが載っているのは非常に分かりやすくてよい感じです。
一方、世の中のセキュリティへの意識の高まりの流れから、iPhoneがPPTPへの対応をやめるなど、VPNの規格が古くなってしまっているという点も事実。
ぜひともtp-linkには、L2TP/IPsecへの対応をお願いしたいところ。
また、1台の金額が9000円を切るなど、非常に安価なVPNルータであるため、2台買うことも金銭的にさほど負担ではなく、容易に2拠点間VPNを構築できるのも魅力。
2台用意しても2万円行かないというのは驚異といってもいいかと思う。
ルーターなど、ネットワーク製品は、「つながって当たり前」「普段は意識しない」といった性質のものなので、なかなかベンチマーク以外に性能部分を比較することというのは少ないが、この製品については、「設定が簡単にできる」ということと「通信が安定している」という点は、価格と相まって非常に魅力的な製品かと思う。
ただし、最近ちょくちょく、ブラウザから管理画面に入れないという事象が発生しており、都度再起動が必要になるのであるのだが、拠点間VPNを使用している場合は、遠方のルータを気軽に再起動×といったことはできないため、結構致命的なので、何とかしてほしい。
一応、最後に断っておきますが、別にメーカーからお金とか物品とかもらってないですからね(笑
NECもbuffaloも今まで何機種も使ってきた感想として家庭用のルータとして使う分には、何の不満もなく使えますが、外部からの接続といったクラウド的な使い方をしたいとなると、途端に選択できる機器が狭まってしまいます。
また、VPN用途を考慮すると業務用のシスコなどのメーカー製のルータが選択肢となってきてしまいますが、UPnPが必要なオンラインゲームをやる場合など、不都合が発生することもあります。
その点、この値段で買えるルータで、家庭用のルータにプラスアルファでVPNが使えるというのは、非常に魅力的な製品だと感じます。
そろそろ、新しいルータに変えてみようかなと思っている今日この頃。次はちゃんとシスコのルータを何とかするかな。