E-P1を買った友人に実機を触らせてもらえる機会があったので、そのレポートです。
店頭では、数回触っているのですが、どの店舗でも付属のズームレンズしか付けていないので、単焦点レンズでの具合を見せてもらいました。
まず、第一印象として、ボディが予想以上にズッシリとしているということと、レンズが薄くてとても軽いということ。見た目は問題ないですが、なんだかレンズとボディのバランスが悪いような気がしてしまいました。
そして写りの部分に関して言えば、この単焦点レンズひとつあればスナップであれば、必要十分といった感じ。35mmフィルムカメラ換算で34mmというのは、実に使いやすい画角だと思う。昔、一眼レフを買ったときには50mmレンズを手に入れ、しばらく使っていましたが、後に35mmの単焦点を買い、使いやすさに感動を覚えたことを思い出しました。
ただ、当然のことながら、写りに関してはCマウントレンズのような面白みは余り無いです。画に癖はなくレンズもボディも非常に秀才といった感じ。他のカメラを持ってたら、別に良いやっていう感じです。
で、肝心のCマウントレンズ(シネレンズ)ですが、家から片っ端を持っていき、余すところ無くすべて装着させてもらいました。
やはりシルバーのボディにアンジェニューのレンズの組み合わせはやばいです、似合いすぎです。外観的には一目ぼれ。
気になっていたボディ内手振れ補正や高感度ISOについても、DMC-G1やDMC-GH1に比べて後発な部分とオリンパスのカメラメーカーとしてのノウハウの蓄積が多い分、勝っていると思いました。
ただMFレンズを装備したときのフォーカスアシスト機能は、意図的に他社のMFレンズを装着することを前提にしているパナソニックのカメラのほうが、明らかに使いやすいです。すこし使用した感じではE-P1ではあまりマニュアルフォーカスしたい気分にはなりません。カメラのホールド感が悪いせいかもしれません。思ったところにピントが合わせられません。慣れかもしれませんが。
正直な感想として、純正レンズ以外の非連動のMFレンズ、特にCマウントレンズを使用するなら、G1の方が良いと思いました。
ただ、E-P1の販売は成功したので後継機が出ることでしょう。そのときにどのように進化するかによって評価が変わるとは思います。
少なくともマイクロフォーサーズという規格がこれからも流行っていってくれない事には次期新商品もないわけで、折角のCマウントレンズも使えなくなってしまうわけですから、素直に応援していきたいと思っています。