そういえば、E-P2発売でした

いろいろと立て込んでいてすっかり忘れていましたが、昨日はオリンパス マイクロフォーサーズ機の第2弾E-P2の発売日でした。

今回の目玉はやはりE-P1には付けられなかった高精度EVFですね。

それ以外特に目新しいものはありませんが、やはりM4/3が、一発屋で終わってしまわないのは嬉しいものです。
今後もシェア拡大し普及し続けて欲しいものです。

私の場合は、特にEVFの有無については、こだわりがありませんので、E-p1ないしはDMC-GF1で十分です。
E-P2が発売された今、E-P1を狙ってもいいのかなとアマノジャクなことを考えていたりします。

相変わらず、フラッシュは搭載されていませんが、割り切れば別に必要のないものだと思います。
ただし、このカメラ一台しか持たない人がどう思うかは話が変わってきます。
やはりフラッシュがあった方が安心だとか思うのであれば、需要が増えませんし。

今では、フィルム時代には考えられないような高感度が撮像素子で実現可能となっています。
少し薄暗い場所では、フラッシュ無くても十分対応出来ます。
そういう意味ではスナップ写真でのフラッシュの存在意義はあまりないのかもしれません。
むしろISO感度をこれからも高め続けていき、ユーザの意識も「デジカメだったらフラッシュは要らない」となるように意識を変えていけば、ゆくゆくは内蔵フラッシュは全く必要のない方向になるかもしれませんね。

まぁそこに関しては、オリンパス一社の力では撮像素子が作れませんからどうにもならないのですが、パナソニックと協力していって欲しいですね。

そういえば、Cマウントレンズですが、日本カメラに特集が出た影響でしょうか、中古市場での高騰ぶりには目を見張るものがあります。
たしかに昔の16ミリフィルムカメラというのは、今のデジカメとは比較にならないほど流通量が少ないでしょうから、値上がりするのは必然なのかもしれません。

今後、Dマウントレンズとかも使えるレンズ交換式のカメラが発売されたら状況はもう少し変わるかもしれないですが、少し前からのオールドレンズブームはしばらくは収まりそうもありませんし、デジタルカメラによって、こう言ったレンズが注目され盛り上がることははむしろ、カメラ市場にとって良い事だと思います。

自分が欲しいレンズが高くなって手がでないのが辛いところですけど。

パナソニック マイクロフォーサーズ用ファームアップデート

本日、Panasonicよりマイクロフォーサーズ用レンズの新ファームが発表されました。

こちらのサイトからダウンロードできます。
http://panasonic.jp/support/dsc/download/fts/

私の場合は、Lumixでは、まったくマイクロフォーサーズのレンズを使っていないので、あまり関係なかったりしますが、標準レンズなどを使う方は機能修正が入っていますので、アップデートしたほうがいいですね。

ちなみに私のDMC-G1のファームはv1.2で止まっています。1.3も1.4もシネレンズを常用している自分にとってあまりメリットがないからです。
むしろ社外品のバッテリーが使えなくなるなど、使い勝手が悪くなりそうだからです。

以前から何度か言っていますが、GF1に1:1のスクエアフォーマットが付けられたのですから、G1につけられないわけがないと思うのです。メーカーもファームアップデートでその機能を追加する代わりに、社外バッテリー使えなくするとかその位すれば、純正以外のバッテリーを使う人が減ると思うんですけどね。

日本カメラ12月号

DMC-G1 + Kern Switar 25mm F1.4
DMC-G1 + Kern Switar 25mm F1.4

今月の20日発売の日本カメラにマイクロフォーサーズで使うシネレンズ特集が載っています。

記事は、Cマウントレンズ使っている方なら絶対に知っている、自分もいつも参考にさせてもらっている「英国自転車 クラブモデル」のサイト管理人の方です。

毎回毎回おもうのですが、日本で手に入りにくいシネレンズを、ブームが始まる前から手に入れ始めたとは言え良くコレだけのレンズをお持ちだなぁと記事が更新されるたびに感心するのです。

今後、Cマウントが、どうなっていくか分かりませんが私の予想では、デジタルの進化でより一層の、ミラーレス&フランジバックの縮小が進むものだと考えていますので、まぁシネレンズを持っていても使えなくなることはしばらくないのではないかと予想しています。

最悪、使えるボディが無くなったとしても、昔みたいにトイデジを改造してCマウント化すればいいわけですし。

ただ最近は流石にシネレンズの出玉が少なくなったきたのと、値段が高騰してきたのが、相まって、なかなか初心者が入りにくい状況になっている気がします。

しかし、まだWollensak 25mm F1.9やswitar 25mm F1.4などのレンズは、もとの数が多いおかげでそこまで高騰しているわけではなく手の出しやすい値段です。これから始める方は、ここら辺からはじめるのが良いのではないでしょうか。

カールツァイスからZFの新シリーズが発表されたみたいです。

現行のカールツァイスレンズといえば、ZM/ZF/ZE/ZKシリーズとなりますが、
ZEシリーズを除き、他のシリーズはすべて、CPUを内蔵していません。
そのため、デジタル一眼レフでは、フルマニュアルで使う必要があり、測光も絞り込み測光しか使えないと言う非常に不自由な状況です。

今回、ドイツの本家Carl ZeissよりニコンのFマウント用CPU内蔵シリーズ「ZF.2」が発表されたようです。近いうちに国内でもコシナからも発表されるものと思われます。

今まで、なぜフォクトレンダーのNoktonやULTRONにはCPUが内蔵されていて、ツァイスには内蔵されていないのか??とかなり不思議な状態でしたが、これによりようやくマニュアルモードで絞込み測光ができない安い下位モデル(たとえばD3000とかその辺り)のカメラでも絞り優先オートで、露出を自分で考えて撮影する必要がなくなります。

と言うよりも下位モデルを買う人がそもそも、単体の露出計など持っているわけがありませんし、ましてや体感で適正露出が算出できるとは思えませんので、オールドレンズへの敷居を低くすることができるこのシリーズは画期的ですね。

いい事ずくめの今回の発表ですが考えようによっては、電子部品が内蔵されることとなりメーカーの保守期限が切れた後に、電子部分が壊れてしまった場合は、修理する術がなくなるという新たなリスクを内包することとなります。

クラシックレンズの世界にも電子化の波がすぐそこまで迫っていますね。

私は、しばらくM4/3 + tevidonで充分ですが。

ドイツ カールツァイスでZF.2発表

新時代の幕開け-リコーGXR

RICOHよりGXRが発表されました。

リコー GXR発表
このカメラを最初見たときには「これはカメラの進化だ」と感じました。

今までの一眼レフタイプのデジカメは、撮像素子をボディに固定しレンズのみを交換すると言う従来のフィルムカメラと変わらないスタイルでした。
しかしデジタル製品は性能の進化が早く陳腐化が早いため、2年もたてば新しいカメラが欲しいと言う状況。
またフィルムと違って撮像素子を使うので、素子の上に埃が乗ることも問題でした。

こういった状況の中で、素子とレンズをユニット化してしまい埃混入の問題を解決したり、進化していく素子に対応するためカメラボディと素子を分けたりと言う既存のカメラの常識を打ち破るようなコンセプトに、正直「なんて冒険をする会社なんだリコーは」と他人事ながら心配してしまいました。

また、レンズの画角によって最適なフランジバックを設定することができるというのも大きなメリットだと思います。フィルム時代には絶対にできなかった方法です。

コンセプトとしては非常に画期的ですばらしく、そして非常に面白い試みなので、この製品の動向が気になります。

ただし、すべてがいい事と言うわけではないです。
■撮像素子がボディ側についていないので、オールドレンズを装備することができない。
■製品が軌道のに乗らないと規格時代が一瞬でなくなる恐れがある。
■レンズ+撮像素子で売るので交換ユニットの単価がレンズ単体よりも高くなる恐れがある

上記3点は、独自方式をとったがゆえのリスクになりますが、こういった試みはもっと評価されていくべきだと思います。

ただし、私が現状愛しているマイクロフォーサーズと購買層やコンセプトがかぶってくるので、複雑な気分です。

ひょっとして、E-P2の国内発表が遅かったのは、この発表とかぶせるためためだったのか?
とちょっと思います。

と文章を書いていたら、他のサイトで、「レンズユニットの部分にカメラマウントとCMOS」だけ付けたユニット売り出せばいいんじゃない?と言う内容を見て、驚愕しました。

RICOHが手段を選ばずシェアを伸ばそうとするならば・・・
「Mマウントユニット」や「Fマウントユニット」や「FDマウントユニット」や「Cマウントユニット」なる何でもありのユニットシリーズを作れば、オールドレンズファンの大移動が起こります・・。これは、マイクロフォーサーズでも太刀打ちできないかもしれません・・・そんな戦略出してきたら、わくわくしてしまいます。