GPS BoTを買った話 その2

前回の記事では自分の欲しい機能をまとめた話を書いた。そのうえで、どのようなサービスを選ぶべきかを言った根本的な話になってくると思うのだが、一般的に提供されているサービスを分類すると大きく3つに分けられる。

  1. 大手キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク)のみまもり系の携帯電話
  2. iPhoneのiPhoneを探すやAndroidのファミリーリンクで探す
  3. 独自で提供している位置情報サービス

1は結論から言うと断念した。ほとんどの人がまずは絶対最初に検討するものだろうが、我が家は既に、大手キャリアを家族で脱出済みで、Y!mobileを利用している。
改めてキャリアへの出戻りも含めて検討したのだが、

  • そのキャリアを親が使っていることが前提(費用面でも契約面でも)
  • 基本料金に加えてみまもり系のサービス利用のお金がかかる
  • 複数人の保護者で子供の位置を共有することができない
  • 毎回位置を調べるのにお金がかかる(ドコモの場合)
  • そもそも家族全体としての通信費用が高くなる

といったマイナスポイントが非常に多かったためだ。唯一これは!と思えたサービスは、UQモバイルの家族みまもりパック。

これは、UQでのスマホ利用が前提となってはいるが、通常の通信費に加えて、月額380円のオプションサービスを追加することで、子供の位置情報を確認するサービスと子供のスマホのアクティビティをみまもるサービスが提供されている。

学割使ったとしても月額1500円くらいの費用は掛かってしまい、そこにオプション料金が入ってくるため、今回はスマホの利用はさせたくないので見送ったが、子供にスマホを利用させようと思った際には、家族全員でUQmobileに移動を検討してもいいなと思えるサービスであった。

次に2は、家に余っているスマホに子供のアカウントを作成し、格安SIMを突っ込めは出来上がるが、できればスマホを持たせたくないというのと自宅や学校といった特定の場所に到着した際や出発した際に通知する機能が無いため、こちらについても見送った。

とすると残りは3になるのだが、意外とサービスが多く、絞り込むこと自体に苦労した。登山用のトラッキング用途のものは値段も高くリアルタイムでの位置情報が知りたいというよりもどちらかというとロガーとしての役割を持っているものが多いため、今回の要望には合わず。また業務用のものもあったが、機械の値段も高く、機能がないものが多いため、早々に見切りをつけた。Webで調べていると以前auであんしんGPSというサービスを提供しており、それが自分の希望している機能だったのになぁとちょっと残念な気持ちになったが、ないものは仕方がないので、結局、検索で割と上位に出てきて、値段も妥当な範囲で探し、以下の3つに絞り込んだ。

  • GPS BoT
  • FamilyDot
  • みもり

外せない機能としては以下の3つなので、それらを抑えている製品をチョイスした。

  1. 複数の保護者で位置情報を共有できるということ
  2. 移動経路のログが残せること
  3. 特定の場所への到着・出発の通知が来ること

これ以外に、ALSOKが提供している、まもるっくと言うサービスもあったが、初期費4500円、端末料金21500円、月額1100円は金額が高いのと、経路情報が残せないことから選択肢から除いた。
ボタン長押しで駆け付け対応サービスがついていて魅力的なのだが、逆に子供がふざけて呼びそうで怖い。
むしろ自分が子供だったら絶対に1回は押すと思う。押しちゃダメって言われたら押したくなるのが子供心。

とか書いていて昔、黒電話から119番に電話したことを思い出した。埼玉に住んでいた時だから、恐らく幼稚園の年少か小学校1年生の時。40過ぎた今でも覚えているんだから、当時の自分にとっては、かなり衝撃的なことだったんだろうなぁ。たしかこの電話番号に電話かけるとゲームの裏ワザが聞けるみたいな感じで掛けた気がする。

そういえば昔は、そんな感じで色々電話で情報を聞ける電話サービスなんてあったなぁ。テレビでやっていた料理番組のレシピとかFAXで受け取れるとかそんなのもあった気が。

話が逸れた。
このサービスは、子供向けというよりも老人向けにも感じたが、老人向けで一番需要がありそうなのは、徘徊対応だと思う。でもこういう端末だと持って出かけるってことしないと思うんだよね多分。だから、靴に仕込めるタイプとか腕時計型とかそういうののほうがいいと思うんだよね。

自分ではそれ以外であまりいいものが見つけられなかったが、もしこれ以外にも子供や老人の位置情報サービスでよいものがあったら教えてもらいたい。

最終的にGPS BoTを選んだ理由については、次回記事に記載します。

GPS BoTを買った話 その1

この記事は、小学生のお子さんの電話や位置情報サービスを検討している人のうち

  • 大手キャリア(docomo/au/softbank)の回線を使っていない
  • 月額ランニング費用を抑えたい
  • 子供にスマホを持たせるのはまだ早いと思っている

と言った方に刺さる記事だと思っている。

GPS BoTという位置情報サービスの製品を買って、しばらく使用してみたので、そのサービスを選択した理由をレビューしてみようと思う。

結論から言うと、月額528円で、ある程度の精度で位置情報を得ることができ、バッテリについては3日間ほど持ち、複数の家族から確認がいくらでもできるのでかなり満足している。実際に運用してみてからはまた変わってくるのかもしれないので、その時はまた記事を修正したいと思う。

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2020年3月に新機種が出るようです。
ちょっと早まったかなと思いましたが、使い勝手を見てからでないと実際に使えないので、まぁ良かったということにしておきます(汗
多分、先に情報知っていたら、3月まで待っていたかもしれないけど・・・。
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今回、購入するに至ったのは、子供が小学校に上がったら電話やみまもり系のサービスについて検討しなければいけないなとうっすらでは自分も考えてはいたのだが、学校でICタグを使ったサービスを導入するということで説明があり、それが自分のニーズに合っているかと考えたときに若干足りてないと感じたので、別のサービスを真面目に考えることになったのがきっかけ。

学校が用意してくれるものは、初期費用3000円くらいで、月額450円くらい。
ICタグを使ったもので機能としては、登校したタイミングと下校したタイミングに指定したメールアドレスにメールを送ってくれるものだ。
機能としては最低限の機能は備えているし、これだけでも十分といえば十分かもしれない。たいていの親御さんはこれで満足するだろうし、複雑な機能を覚える必要もないため、ニーズもあるだろう。
ただ、うちの場合は、登校班がなく帰りに一人で徒歩で帰ってくるため、途中でどこにいるのかが知りたいため、これだけでは不安だった。なので、まずは自分たちが考えていた実現したいことをまとめて優先順位をつけて見ることにした。

まとめてみると大体以下のような感じ。

  1. 通学路の途中でどこにいるのかが知りたい
  2. どのような経路を通ったのかが知りたい(ログが取れる)
  3. 費用は安く
  4. 2人以上の保護者で位置情報を共有できる
  5. 学校を出た、家に着いたがわかる
  6. スマホはできれば持たせたくない

低学年のうちは電話をかけることが必要になることはないだろうと判断して電話機能については考慮しないことにした。この辺りは、人によって優先順位が変わってくるかとは思いますが、共通的な比較対象として

  • バッテリーの持ち
  • 精度
  • ランニング費用

といった部分はあると思うので、そのあたりを含めて、他のサービスとの検討した内容については、次回記事に記載します。