CP+に行ってきた。その3【ケンコーのCマウントカメラに絶望した】

D700 + AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G ED
D700 + AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G ED

書くネタがあると、筆というかタイピングが進んで良いですね。

今回は、今年のCP+での、目的のひとつ、ケンコーのCマウントについてです。

そもそもこのブログは、Cマウントカメラ製作から入っているわけですし、その際に改造を施した機種が、紛れもなくケンコー製のDSC50N。
縁も深いケンコーからCマウントのカメラが出ると言ったら、気になるに決まっています。

と、テンション高めですが、結果からいうと、正直なところ非常に残念な感じでした。 “CP+に行ってきた。その3【ケンコーのCマウントカメラに絶望した】” の続きを読む

Cマウントを取り巻く状況

なんでまた、ブログを書き始めたかと言うと、改造したKenko のDSC50Nは旅に出ることになったんだ。
とはいってもCマウントから卒業すると言うわけではなく。まぁ理由をしたに記しますが。

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ここ数ヶ月、Cマウントやシネレンズを取り巻く状況が一変しまして、なかなか思い通りのレンズが手に入らなくなりました。

原因は、PanasonicのLumix DMC-G1にあるといって間違いない。
去年マイクロフォーサーズという規格が発表され、あーなんか新しい規格が発表されたなぁって思ってて、ミラーの無い一眼カメラなんて一眼じゃないって色々言われてし、女流一眼って女性でも簡単に使えるよって言うのを売りにしてたわけなんだけど、カメラレンズのフランジバックが約20mm。Cマウントレンズのフランジバックが17.526mm。3mmぐらい中に入り込む形でつければ、使えるじゃん!っていうのが話題になったのが年末くらい。

で、あれよあれよと言う間に、日本カメラではCマウントレンズとG1の特集されてるし、オークションからは物がなくなるわで、Cマウントは一気にレンズグルメの方々のターゲットになったのでした~。
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で、辞めたのかといえば、むしろ逆で少し先に流行に乗れたのを生かしてどんどんレンズ集めに精を出していたのです。Cマウントの魅力に取り付かれていくうちに、kenkoのDSC50Nではレスポンスや画質に満足ができなくなり、結局Lumix G1を買ってしまったのでした^^;

さらに、その前に実はエグゼモードのヤシカブランドから出ているEZ924もCマウント化したんですが、そっちのほうがISO感度が変更できて使い勝手が良いので、そちらを残しました(笑)

ただいまの状況

Cマウントファミリー

ずいぶん増えたなぁ

コンデジをCマウント化する 第10章

さすがにそのまま放置はまずいと思い、執筆をひそかに再開。

 

で、結局Kenkoのカメラがどうなっているかと言うと・・・

完成形

こんな感じでできました。(途中省略しすぎ)

カメラとC-CSマウント変換リングを固定しながら、無限遠を完璧に出しつつ、パテで固定するのは不可能でした。なので、若干オーバーインフ(ピントが無限遠から行き過ぎた状態)にして、レンズとリングの間にスペーサーを挟むことで問題を解決しました。

レンズを装着した図

レンズ装着の勇姿

様になるでしょ?

コンデジをCマウント化する 第9章

せっかくヤフオクで買ったデジカメ。すでに2台とも分解され、赤外カットフィルターのみ取り出してある。

哀れ・・・。

ということでせっかく買ったので、そっちを使ってみることにする。

CMOSにぴったりと密着させようと思ったのですが、後からはずしたりするかも?とかそんなことを思ってたので、若干浮かせて取り付けることにする。固定するすべがないので、角にG17の透明タイプを少しつけて固定する。

赤外カットフィルター装備
赤外カットフィルター装備

なかなかうまく行きました。内部の改造はこの程度にしようかと思います。

次回からはマウント改造ですよ。フランジバック調整が死ぬ。
続く

コンデジをCマウント化する 第8章

赤外カットフィルターは、CMOS自体が赤外に対しての感度があるので、その領域の光線をカットするためにデジタルカメラと呼ばれるほとんどについています。

DSC50Nにももちろん付いているのですが、CMOS側についているのではなく、レンズユニットの一番CMOS側(カメラの内側)に接着剤のようなものでくっついているので、取るのは相当厳しいです。

と、思ってたんですが、昔、天体撮影用に買ったWebカメラ「ToUCam Pro」のレンズも同じ様な感じだったなぁなんてふと思い出し、そういえばそのときに赤外カットフィルターだけをうまくはずしている人がいたことを思い出しだめもとで試してみることにしました。
その方法とは・・・「エタノールへレンズごと漬け込む」と言う結構な荒技です。

こちらのサイト様でした。http://www.kk-system.co.jp/Alpo/ToUcam/IRcut.htm

早速実行しようと思ったが家にエタノールがない。なので薬局へ買いに行こうと思ったのですが、無水エタノールだと結構高い。しかたないので、家にあったスピリタスと言う酒(アルコール度数97%!)につけてみることにしました。

放っておくこと一晩・・・酒から取り出したレンズからアッサリと赤外カットフィルターが外れました!
昔の知識も役に立つものですね。

とりあえず、、、ヤフオクで買ったの必要なかったです・・・。ばらされたやつらのことを思うとちょっと切ないです