マイクロフォーサーズは、Cマウントのようになるのか??

DMC-G1 + P.Angeniuex 25mm F1.4
DMC-G1 + P.Angeniuex 25mm F1.4

カメラ本体の方の話題は乏しくなっていますが、ここ数日、マイクロフォーサーズ周りが随分熱気を帯びている。

勿論、その理由は、シュナイダーのマイクロフォーサーズ賛同に続き、カールツァイスの賛同も発表されたからだ。

コシナの賛同とノクトン25mm F0.95が発表されたときも、かなりの驚きがあったが、今回の発表には大きな意義があると考えられる。

■ライカとツァイスの夢の競演。

ライカもツァイスも互いにドイツのレンズメーカーの雄であるが、今まではライカはパナソニック、ツァイスはソニーへのレンズのライセンス供与という形で、同じマウントでレンズの選択をすることができなかった。

しかし今回の賛同により、マイクロフォーサーズに、その2社がレンズを供給することになる。もちろんそれに加えて、シュナイダークロイツナッハも加わるわけだから、ほぼ独占状態のキヤノン、ニコンにとってはかなりの脅威といえるだろう。

■レンズメーカーとカメラメーカー

今は、カメラメーカーがレンズを作って一緒に売るのは、普通のことであり、何の疑問も持たない。むしろサードパーティのレンズを使っていると、ケチっていると思われる節がある。
しかし、レンズとの連動がさほど難しくない時代には、ほかのメーカーが、レンズだけを製造するというのはよくあることだった。
Cマウントも多分に漏れず、いろいろなメーカーがレンズを供給していた。もちろんスクリューマウントであり、接続の機構が単純というのもあるかもしれないが。
ツァイス、ライカ、アンジェニュー、シュナイダー、ケルン、ニコン…。OEMも加えたら、数え切れないほどのメーカーがレンズを出しています。

このまま賛同するメーカーがどんどん増えて、マイクロフォーサーズがCマウントレンズのような状況になったら、かなりおもしろい状況です。

個人的にはアンジェニューが賛同してくれたら、嬉しいですね。

まぁ、賛同するのは簡単だが、実際にどういった商品を投入してくるかがわかっていないので、この後どのようなラインナップをそろえてくるのかが非常に楽しみです。

やはりマニュアルフォーカスで、大口径単焦点を出してくるのか、はたまた、オートフォーカス機能を備えたレンズを出してくるのか、非常に気になります。
ただでさえホットな話題なのにオートフォーカスのレンズなんて発表してきたら、クラシックカメラ愛好家の間で激震が走りますね。

しばらく、小康気味だったMicroFourThirdsもまた熱くなってきました。

リコーGXR用Mマウントユニットについての考察

D700 + AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G ED
D700 + AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G ED

久しぶりに、興味を引くアイテムが発表されました。

RicohのGXR用の交換ユニットとして、Mマウントのユニットの開発すると発表がありました。
リコーのGXRは、レンズだけではなく、撮像素子ごとユニット交換を行うというほかのレンズ交換式のカメラとはまったく違ったコンセプトで、作られたカメラのため、発表された当初から、異種マウントのユニットが出れば、オールドレンズをつけ放題ということがいわれ続けていましたが、ようやくそれが発表された形となります。

現状ではMマウントレンズを使うことは、マイクロフォーサーズ機やNEXで、既に実現できており、かつNEXに至っては、今回発表されたAPS-Cサイズと同様のサイズのため、今までNEXを使っていたユーザが乗り換えるかというと、少し微妙な気がします。 “リコーGXR用Mマウントユニットについての考察” の続きを読む

残念な出来事

D700 + AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G ED
D700 + AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G ED

実は、結構前から頭の中で考えていたことがあって、それがすでにほかの人によって実現されていたと言うことを昨日知って、少しショックを受けた。

そのひそかに自分の中で進めようとしていたことと言うのは、「iPhoneを露出計の代わりにできるアプリケーション」である。

今のカメラをもっている人にとっては、露出なんてカメラが勝手にやってくれるものであって、自分で同行するもんじゃないと持っている人も結構いる。(まぁこれは間違いなのだが)

iPhoneをもっている人はクリエイター色の強い人が多く、カメラもフィルムカメラを使っている人を結構知っている。 “残念な出来事” の続きを読む

OLYMPUS PEN Lite E-PL2が発売しましたね

D700 + AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G ED
D700 + AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G ED

先週末にE-PL2が発売となりましたが、まだ店頭には見に行っていません。少し前にE-PL1sが発売となり、時間を置かずにの発売ですが、正直、背面液晶が大型化して、画素数が多くなったこと以外は、さして目新しい物がないというのが感想です。

アートフィルタもそろそろネタ切れ感がありますし、そもそも、こんなに早くモデルチェンジをする必要があったのか?と感じました。
「E-PL1s出て買ったのにまた新しいのが出ちゃったよ・・・オリンパスってどうなのよ」って残念がるユーザがいるのが目に浮かぶので、メーカー・ユーザ双方にとってデメリットだと思うんですが。

大して、見新しいものがないと冒頭で書きましたが、E–PL2は背面液晶が大型化して画素数が多くなっているため、液晶でのピントあわせが今までよりもずいぶんと楽になるはずです。 “OLYMPUS PEN Lite E-PL2が発売しましたね” の続きを読む

いよいよ発売間近。NOKTON 25mm F0.95

もみじの紅葉
DMC-G1 + Angeniuex 25mm F1.4

そろそろ、いろいろな作例が出てくるようになりました。作例を見ていてとても欲しくなるレンズです。

自分はといえば、コシナがMicroFourthirdsへの賛同を示しマイクロフォーサーズ用のノクトン 25mm F0.95が突然発表したことに衝撃を受け、発表されたニュースを携帯で見たその足でヨドバシカメラで予約をしたわけですが、その後色々と考慮した結果、今回は見送ることにしました。

一番の理由は、発売日が延期し、発表されたときのテンションを維持できなかったというところでしょうか。
日々ほしい物が出てくる中で勢いというのは、かなり大事なファクターかもしれませんね。

なんで、そんなにも2ヶ月程度でテンションが下がってしまったかといえば、おそらく日本カメラの10年10月号「超大口径F0.95ワールド」比較の特集を見てしまったのがいけない。

Leica、Canon、Angeniuex、NoktonのF0.95とおよそカメラ好きなら押さえておきたい大口径レンズの描写比較なんて素敵な企画があったら、見るに決まっているじゃないですか。

それで見たんですけど、やっぱりノクトンの写りはいいんですよ。ただ、ノクチルックスと比較しちゃうのはちょっとね。値段が10倍以上違うじゃないですか。でも、やっぱり比較されたの見ちゃうとそっちに目が言っちゃうわけですよ。

やはりマイクロフォーサーズの撮像素子サイズは、フィルムと比較して小さいわけで、必然的にボケ味は弱いのは仕方が無いのですが、フルサイズ機のおよそF1.4と同じくらいかなって思えてきたら、「だったらNikon D700買ってNokton 58mm F1.4 SLIIで撮ったほうがマニュアルフォーカス合わせやすいし幸せかも」と思えてきたので、自分の場合はアンジェニューのF0.95も持っているので見送ったほうがいいのかなと思えてきた。

しかし、あえてフルサイズにする必要もないし、コンパクトに大口径をという人にとっては、写りの面での不満はないでしょうし、カメラ本体を合わせたトータルコストパフォーマンスはMicroFourThirds機の方が上なので、マストバイアイテムです。

自分が幸せになれる組み合わせが一番かと思います。

自分もD700(もしくはD800?)買って、金銭的に余裕が出たら買いたいレンズであることは間違いない。

それにしてもノクチルックスの開放で撮影したときにボケ味とピントがあっている部分の写りの良さは、他のレンズとは比べ物にならなかったなぁ。一度でいいから使ってみたい。