PentaxQをいい加減使ってみたのでレビューしてみる

初詣
初詣

Pentax Q + Kern Switar 1:1.6 f=5,5mm H8 RX

もう一月も終わりかけだというのにあけましておめでとうございます(笑

日々の忙しさにかまけて、ブログの更新の大分滞っていましたが、今年はもう少し頻度を上げたいと思います。
少なくとも1か月1回くらいは・・・。

とりあえず、今回は、PentaxQのレビューでもしてみようかと思います。
Q10が出てきていい加減たつのに、今更感満載ですけど、やっぱりカメラって買う前にちょっと触ったくらいじゃそのカメラの良さって言うのはなかなか分かりにくいわけで、実際に外に持ち出していろいろと写真を撮っていく事で、ここが良いとかここが駄目とかそういった部分が分かってくるってもんです。

そして結論から言うと、知らないうちにうちにPentaxQが3台に増えていました(笑

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■良いところ

・極小サイズ
実際に買ってみて思ったのは、本当にカメラが小さいという事。どこに行くにもかばんの中に入れておいてもかさばらないし、いつでもどこにでも持っていこうという気分になる。コンデジに近い感覚なのかもしれませんが、レンズ交換式のカメラでレンズを変えればF値の小さなレンズもたくさん有るしコンデジとは比較にならない写真を撮る事が出来ます。
このカメラの存在意義ってやっぱりここだと思います。いつでもどこにでもカメラを持っていけるというのはシャッターチャンスが増える訳ですし、よりカメラが身近なものになる訳です。
小さすぎてボタンに指が触れてしまう事はありますが、これだけ小さければしょうがないかと思いますし、ボトムグリップをつける事でかなり誤操作も減りました。

・多機能
動画を撮ったり、各種エフェクトも対応してますし、このカメラだけを買ったとしても十分な機能がついています。
若干ターゲットにしている層が明確ではないですが、女性が使っても男性が使っても、今までコンデジを使っていたような人にとっては、機能面では必要十分な機能を持っているといってもいいかと思います。
もちろんマウントアダプタを使ってシネレンズを使うような方にもお勧めできるカメラだと思います。というかそっちがメインになっている気もしますが。

・前面ダイヤルでの設定変更
前面のダイヤルにいろいろと機能割り振りが出来ます。エフェクトやアスペクト比などが割り振れますので、自分は、アスペクト比を割り振って、レンズを交換した際にケラレがでないものがすぐに選べるようにしています。

・ピーキング機能
ファームがアップデートしたことによりピーキングが使えるようになりました。これは、MFでピントを合わせるオールドレンズ使っている人にとっては、かなり便利な機能です。
特にこの機種のようなEVFがついていない機種に関しては、ピントの山がつかみにくいので、ついているとうれしい機能です。

・手ぶれ防止機能
社外レンズでも画角を入力すれば、使えるのは非常に素晴らしい機能です。このサイズでボディ内手ぶれ補正がついているなんてすごいですよね。

上記までは、別にQ10でもいい部分で、メリットとしては被る部分ですが、逆にQでなきゃダメというのは、やはりボディがマグネシウム合金を使用しているというところでしょうか。
Q10は、カラーリングや軽量化のためにボディをプラスティックに変更しています。プラスティックだからダメというわけではなく、メーカーがいろいろ検討したうえで、決定しているわけなので問題ないのでしょうが、やはり質感という意味ではQに分があるかと思います。カメラがデジタルに移り変わってからというものボディの値下がりが激しすぎます。半年もたてば半額になりますし、数年前のカメラであれば、ほとんど価値がなくなってしまいます。そんななかで、つい新しいカメラに目移りしてしまいますが、ボディがしっかりしたものだと所有欲が持続しますので、型落ちしたカメラでも愛着がわいて長く使えるというものです。

■改善してほしいところ

・バッテリーの持ち
背面液晶でしか確認が出来ないにもかかわらず、バッテリーの容量が少なすぎてあっという間に電池が無くなります。今の所まだ買っていませんが、少なくとも予備バッテリーが一つないと不安でしょうがないです。小さいが故にバッテリーも小さくしたのでしょうが、バッテリー容量が少なくては意味がないので、サイズが大きくなってもかまわないので、容量を倍くらいにはしてほしいですね

・背面液晶での拡大倍率
ピントをマニュアルで合わせる際にかなりの頻度で使用する拡大ピント合わせ機能。現状の拡大率だとピントが合っているかが非常に微妙です。その点、パナソニックのLUMIXでは何の不満のなかったです。
ファームウェアで対応できるところだと思うので、メーカーには是非とも対応していただきたいところ。
現在の倍率だとどうも厳密なピント合わせが出来ません。

・背面液晶の画素数
マニュアルでのピント合わせに関連してきますが、背面液晶でピントを合わせるしか方法のないミラーレスでは画素数が倍は欲しいですね。今の画素数だとピントの山がつかみにくいので、次回のモデルでは是非ともお願いしたいですね。

・画素数と画素ピッチ
この手のカメラで1200万画素も必要かと言われるとおそらく大半の人が不要だというのではないでしょうか?
むしろコンデジクラスの素子サイズでこれ以上の高画素化は、画質低下を招くだけな気がします。
このPentax Qを使っている人は、おそらくこのカメラ以外のカメラも持っているでしょうし、もしこのカメラだけしか持っていないのであってもそういったユーザは、そんな巨大なサイズに引き延ばして印刷する事もないのですからせいぜい1000万画素以下で十分だと思います。
高画素に進むのではなく画素のピッチを上げる方向を売りにしていった欲しい気がします。

・RAWのファイルサイズ
画素数と関連して、ペンタックスQは良いカメラですが、若干オートWBが怪しい事もあり、基本的にはRAWで撮影しています。画素数が多すぎてRAWファイルであるDNGファイルのサイズが大きすぎます。パソコンのHDDをものすごい勢いで圧迫していくので、そんなに高画素化する必要がないと思っています。
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いろいろと述べましたが、このカメラ一台で十分すぎるほどの機能があります。全部使いこなす事は出来ないくらいです。
デメリットもありますが、許容範囲です。

完全にディスコンのカメラですが、まだ流通在庫が残っているようなので、興味のある方は、Q10よりも安いので買ってみてもいいと思います。
ファームをアップさせれば、機能面ではほとんど変わらないので、高いQ10を買うよりもQですね。
しかもズームレンズキットで25000円を切っています。別にオールドレンズを使わない人でもこの値段だったら買いです。

  

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